13話 にいちゃんを探して
第13話 にいちゃんを探して
私がこの作品を書こうと思った理由は、
小説家になろうで、叔父のペンネームを見つけたからだった。
最終投稿日は、2020年
画面を見つめながら、胸の奥が静かにざわついた。
もしかして。
にいちゃんの友達も、ここにいるんじゃないだろうか。
そんなことを、ふと思った。
にいちゃんのペンネームには、
「仏滅」という文字が入っていた。
本人かどうかは分からない。
ただ、その名前を見つけた瞬間、
遠くにいるはずのにいちゃんが、少しだけ近くに戻ってきた気がした。
もし、にいちゃんのご友人に会えたら。
それはきっと、偶然という名の奇跡なのだと思う。
まさか、自分が小説家になろうに投稿する側になって、にいちゃんの作品を見つける日が来るなんて、思ってもいなかった。
あの場所に辿り着いたのは、
もしかしたら、神様に呼ばれたからなのかもしれない。
そんな自分に都合の良いことを考えてしまった。
作品を見つけた瞬間、涙が止まらなかった。
にいちゃんワールド全開で、
正直、読んでいて難しいところもあったけれど、それでも、私の知らないにいちゃんが、確かにそこにいた。
もっと知りたい。
その思いで、私はこの物語を書いている。
今も、大好きなにいちゃん。
できることなら、私の心の中で、もっと長く生きていてほしい。
だから私は、この物語を書きながら、
にいちゃんの面影を探し続けている。




