伝わらない想い
もう何度君にこの想いを伝えただろうか?
そして何度君に気持ちを流されただろうか?
僕は何時でも本気で君に告白していたのに、君は本気で受け取ってくれない。
僕の気持ちの伝え方が悪いのか、それとも鈍感な君が悪いのか。
答えは分からない。
ねぇ、どうして君は僕の気持ちに気付いてくれないの?
ねぇ、どうして簡単に僕をあしらうの?
もしかして、僕が気付いていないだけで、君は物凄く迷惑をしてるのかな?
もしそうなら早く言って欲しい。
僕だって君に迷惑をかけたいわけじゃない。僕はただ君の笑顔を見ていたいのだから。
だから本当に迷惑なら早く言って欲しい。
『迷惑だからもう止めて。あんたの事嫌いなのよ』って、そう言って欲しい。
そうすれば僕はきっと諦める事が出来るから。
暫く落ち込んで、沢山泣くと思うけど、きっと諦める事が出来るから。
だから――
「ねぇ、――ちゃん。僕は本当に君の事が好きなんだ。だから僕と付き合って欲しい。だけど、君が僕の事が嫌いなら早く言って欲しい。そうすれば僕は諦められるから」
「…………」
「ねぇ君の答えを聞かせて」
今度は軽くあしらうんじゃなくて、本当の気持ちを僕に教えて欲しい。
「君は僕の事をどう想ってるのかな?」
緊張の面持ちで彼女の答えを待つ。
「あ、あたしは――」
どもども。今回は、敢えて中途半端な終わり方にしました。
納得できるか微妙ですが、敢えてこんな感じです……