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アウトキスブレイク!  作者: Ry77


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13/13

13 先生と状況

「でも先生は居ないって言ってた気が...」


俺は数時間前に言われた事を、思い出したかのように呟いた。颯人は俺をチラッと見た後、再びドアに目を向けた。


「とりあえず開けましょう」

「...了解」


俺は颯人の言葉に頷き、颯人は行動に移した。颯人は木の板を退かし、ドアを開けようと力を入れる。


「かっ...た...!」


ドアがギギギッ...という高い音を鳴らす。そして、ドアが勢いよく開いた。


「先生っ!!」


俺は教室に入り、続いて颯人も入った。見渡すと数人の先生が、曇った顔で俯いていた。少し離れたところに担任が居る。険しい顔をして、この事態をどう収めるかを考えているように見えた。


「先生たちは..閉じ込められてたんだ...」

「「閉じ込められてた...?」」


田中先生(国語の先生)が俺たちの前に来て言った。俺と颯人は顔を合わせて、田中先生が言ったことを、もう一度復唱した。


「でもこのドア...引き戸だからもう片方が開くはずじゃ...?」

「確かに...でも...」


颯人は振り返ってドアをじっくり見た。俺もそれに合わせるように振り返った。


「ドアが錆びてる...」

「ですよね...」


俺は錆びたドアを見ながら、右手を額につけて考える。


犯人は元々、ここに閉じ込めるつもりだった?反対側のドアも同じか...。犯人はどういう意図をしてこの事を...?


「先生たちはいつからここに?」


俺が考えている間に、横に居る颯人が先生に質問をした。先生は時計を見上げた後、再び颯人を見た。


「確か1時間前からだ...職員室で仕事をしていてな...突然山下(英語の先生)先生が泣き始めて...近づいたら肩に黒い何かがついてて...」

「英語の先生って女性...」

「やっぱり...女性に関係があるはずだ...」

「そして次の瞬間叫び出して...」

「なるほど...」


優花や千紘と、同じ症状だ。女性だ。この事件には、女性に関係があるんだ。でも、犯人の意図が掴めない。いや...まずは先にあいつらと合流しないと情報が掴めない。


「何かがおかしいと感じて...俺達は生徒に報告しようと職員室から出たら...他の生徒に道を塞がれて...他の先生達と逃げて...そして閉じ込められた」


黙々と話す先生を、颯人は頷きながら聞いた。俺はそれを横目に、無意識に、動いていたはずの時計に目を向けた。


「あれ...いや...今さっき時計動いてませんでした?」


俺は時計を見た後、先生の顔に視線を移した。


「まさか...停電か?」


先生が俺の質問に答えた。俺はもう一度、時計が動いているのかを確認した。


「動いてない...」


短針は12を、長針は15を過ぎたところで止まっていた。この時計は確か電波時計だったはずだ。俺は時計を見て、この状況を理解したように呟いた。


「...停電だ」

やばい久しぶりに書いたから終わってます。

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