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救済の英雄譚~ゆかいな乙女達~  作者: アビ
5章 エルフの里を救え ~豪快な女ブリキッドとの出会い~
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98 *ちょっとエッチな回 苦手な方は回避推奨

 翌朝、相変わらずリルはエルフの女性陣に囲まれていた。


「リル様、昨晩はいかがでしたか?」


「そ、それがもう少しだったのじゃが、ご主人様が下を触ってくれたのまでは耐えられたのじゃ。胸も同時に触ってくれた瞬間に気絶してしまったのじゃ・・・」


「なるほど。リル様は身体の準備はどれくらいで済んでいるのですか?」


「童の身体の準備とはどういうことじゃ?」


「濡れている状態ってことですよ。リル様」


「そ、そんなのはちゅーしてもらったら既に・・・」


「なるほど。今回のは途中までうまく行っていたと思うのでこんなのはどうですか?」


 7日目エルフの里に滞在する最終日の夜である。

 魔法陣も完成し、魔法石をはめる台座も完成した。

 後は魔法石を置いてケイスが魔力を流せば完了となる状態である。

 そして最終日のリルは今晩こそはとケイスと向かい合っていた。


「ご、ご主人様、今日も一昨日と同じ感じでお願いするのじゃ。恥ずかしい話しなのじゃが・・・ちゅーが終わったら童は既に、準備が終わっている状態になっているのでそのまま欲しいのじゃ・・・」


「な、なるほど。リルがそれでいいなら構わないよ」


「お、お願いするのじゃ。ご主人様と早く繋がりたいのじゃ」


 重なり合う二人。


「わかった。愛しているよ、リル」


「愛しているのじゃ、ご主人様」


 そしてすーっと両手で耳をペタッと閉じて、眉をハの字にして目をぎゅっと瞑るリル。

 ケイスはそっとキスを落とした。

 口づけを終えてそのままリルの下に向かっていった。

 そしてリルに余計な刺激を与えない様にケイスの物をリルに触れさせて少しずつ入れていく。

 おお、大丈夫そうだ!


「うぅぅぅぅ・・」


 ガクガクと震えながらリルがうめき声をあげる。


「ご、ご主人様、そのまま止まっていて欲しいのじゃ」


 リルは言い出し、耳から手を離しそっと目を開けた。


「リル、痛いかい?ヒールしようか?」


「大丈夫じゃ、痛みには慣れているのじゃし、初めての感覚を大事に味わいたいのじゃ。ご主人様と繋がれたのが嬉しいのじゃ」


「俺も嬉しいよ、リル」


「そのまま抱きしめてこの幸せを噛みしめさせて欲しいのじゃ」


 リルは両手を広げて抱きしめて欲しいとアピールをする。

 ケイスは繋がった状態でリルを抱きしめる。

 リルはガクガク震えながらケイスに抱き着いてくる。


「幸せじゃ~」


「俺も幸せだよ」


「愛しているのじゃ~、ご主人様~」


「俺も愛しているよ」


 リルは必死に耐えながら幸せを噛みしめており、恐らく意識が既に朦朧としているのだろうか同じ言葉をずっと繰り返している。

 ケイスはずっとそれにそっと囁いて答えている。

 5分だろうか10分だろうか・・・言葉を交わしていたらリルが言う。


「ご、ご主人様、ゆっくりと少しずつ動いてほしいのじゃ」


「わかった」


 少しずつ腰を引いて行くケイス。

 それに応じてガクガク震えが大きくなるリル。

 引いた後にゆっくりと腰を押して奥まで侵入するケイス。

 そして奥でコツンと何かに当たった感触をケイスが感じた瞬間にリルは激しく痙攣をし出した。


「ひぎぃぃぃーーーーー!」


 ガクガクビクンビクンといつもより激しく震えだし、リルは果てた。


「繋がる事はできたのだが、何か当たった感触があった瞬間だったな。もしかしたらリルと俺の相性が良すぎるのかも知れない。これは生殺しはしばらく続きそうだな」


 クスっと笑ってケイスは眠りに落ちた。


 その1時間後、リルは気絶から覚醒した。


「やっとご主人様と繋がる事ができたのじゃ。夢みたいなのじゃ。幸せじゃ~」


 呟きながらケイスの寝顔を見て嬉しそうな顔をしているリル。

 しかし、本人はケイスを生殺しにしている事に気づいていない。

 後に愛するケイスを生殺しにしているとわかった時、リルは動き出すのだがまだ先の話である。

 こうしてリルはケイスと結ばれる事ができ2532年の処女を終える事が出来たのである。


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