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救済の英雄譚~ゆかいな乙女達~  作者: アビ
3章 人族の街コースランデ王国 ~親友達と天使との出会い~
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 そして次の日もダンジョンに潜り、3階層を半分くらいまで虱潰しに回る。

 途中で見つけた宝箱をルルが開けて言う。


「なんでしょうね~この瓶」


「どれどれ。おお!初めて来たな神器級。装備じゃないのが残念だが」


 出てきたのは小さくてコルクキャップが付いた青い瓶だった。


 神のしずく:神器級 あらゆる病や欠損を健康状態まで巻き戻し存在を確立させる。正に秘薬中の秘薬


『オールヒール』と何が違うのだろうか、巻き戻すということは30年病でいて飲んだら30歳若返っちゃうのか?

 まぁ30年病で生きていることはないだろうが。


「あんまり美味しそうに見えないですねぇ」


 しょんぼりしているルル。

 神器級を味見しようとすんな!

 これは使い道があるだろうなと収納に入れる。

 回収できたのは3つしかなかった。

 後はオリハルコンとブーツ。

 世界で2番目に固いはずなのだがオリハルコン君、ハズレ枠なのかい?

 1番硬いのは何だろうな。

 オリハルコンでやりたいことがあるのだが結構大きなインゴットで必要数の2個確保済みだからローヌさんに売っちゃうのもありだな。

 ちなみにブーツに関してはルルの装備である。


 古鳥ブーツ:遺跡級 空中でもう一度ジャンプができる。 古の鳥の羽を使ったブーツ


 まさに素早さを活かすルルのためにあるようなブーツだった。

 転移を出してローヌ商会に戻る。

 そしていつも通りローヌさんと商談である。


「ケイスさん、貴方の仰る通り王城から使者が来て、言われた通りにしておきました」


「ありがとうございます。じゃあ狙い通りに行くなら明日また来ますね」


「でしょうねぇ」


 そして驚かしてやろうと神器級の神のしずくを机に置いた瞬間、ローヌさんが立ち上がり焦った様に言う。


「ケイスさん!そ、その薬なのですが是非!私に売って頂けませんか!?」


 おおおお?いつも落ち着いている雰囲気のローヌさんがここまで取り乱すと言うことは身内に・・・。


「ローヌさん、詳しい話を聞いてもいいですか?」


「はい」


 内容を聞かせてもらった。

 神のしずくを手に入れてもある事で悩み事があり、どうすればいいのか苦悩していた。

 もうローヌさんは俺の能力を使っても問題はない。

 普段お世話になっているローヌさんだからこそ、俺の力を使って全力で助けよう。


「ローヌさん、そのお悩み、俺なら解決できるかもしれません」


「ほ!本当ですか?」


 ローヌさんはもう泣きそうな顔である。


「ええ。貴方のためなら俺は全力で助けます」


いつも読んで頂き、ありがとうございます。

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