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救済の英雄譚~ゆかいな乙女達~  作者: アビ
1章 森からの脱出
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4

 休みながら2つ目の頂いた力『すべてを内包するもの』について考える。

 名前から意味を考えるがあいまい過ぎてわからない。

 女神様(仮)が喋っている時に頭の中に響いていた。

 者とものの表現が違っていた気がする。


「物って事かな?それとも者と物が両方か?しかし全てを内包とはなんだ?」


 とりあえず色々試してみるかと思い、物ですべてを内包といえばこれだ!


「アイテムボックス・・・ストレージ・・・」


 違うか・・・と落胆する。


「使えたら便利なんだけどなぁ」


 未練たらたらで呟く。

 しばらく考えて色々な言葉を呟いてみても全くわからない。


「もしかしてこれも魔力が必要なのか?」


 魔力もだいぶ回復した事がわかるので、試しにやってみるかとイメージし始める。


「魔力がやばかったら止めればいいしな」


 アイテムボックスに期待がありすぎて、先ほどの恐怖はどこへやら。

 やはりイメージは青いロボットのポケットだよな!と心で笑いながら魔力を手に込め始める。

 なんと詰まっている感じが返ってきた。


「うぉおおおお!やった!しかも消費魔力が少ない!」


 魔力を減らし続けて5分ほどで『シュウノウ』と脳に響き、空中に縁が白く丸いわっかの様なものが出現。

 中は真っ黒。


「そこで名前は収納かよ!しかもカタカナかよ!とりあえず色々入れてみよう」


 そこら中に落ちている石とか木の枝を入れてみると入っていく。


「取り出しは手を突っ込めばいいのかな」


 恐る恐る手を入れてみると原理はわからないし説明するのは難しいが、脳内に入っている物が浮かび上がる。


「ザ・ファンタジー」とよくわからない事をハイテンション呟く。


 後々に焚火をするために薪が必要になる。

 木の枝を高い身体能力を駆使して集めまくる。

 1時間くらい木の枝を拾い続けて中身を確認すると、木の枝(大)木の枝(中)木の枝(小)と様々な木の枝が浮かび上がる。


「532本も入っているな。上限無しだと嬉しいなぁ。消費魔力が少なすぎる事を考えると入っている量に応じて魔力が必要なのだろうな」


 一度『シュウノウ』を閉じる。

 もう呼び方は収納でいいや・・。

 収納魔法を再び使ってみると先ほどよりも、ほんの少しだけ魔力が必要なのが分かる。


「ウォーターとか点火に比べれば消費は遥かに多いが便利すぎるのでは」


 ウキウキ気分になる。


「とりあえずお腹が減ってきたし獲物でも探すかー!」


 ハイテンションのまま、足音がしないように進み始める。


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