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救済の英雄譚~ゆかいな乙女達~  作者: アビ
1章 森からの脱出
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 更に2週間後、この世界に来て3週間が経った頃に異変が起きた。


「おや?」


 思わず呟く。

 今までの森はどんよりしており物々しい雰囲気があったのだが、普通の森に切り替わった。

 鳥の声まで聞こえてくる。


「やっぱりあの森が異常だったんだな。生まれ変わらせてもらって最初から試練まで与えてくださってありがとうございます。女神様のおかげで慢心する事なく鍛える事が出来ました。」


 超ポジティブ思考である。

 過酷な環境に耐えきったため、精神も異常なほど強くなった。

 転生から2週間目の前半から後半までが特にひどかった。

 魔物の遭遇率が異常なほど上がり、大型の魔物も非常に多かった。

 範囲魔法を使うと自然破壊になるため、木のこんで戦う事も増えていた。

 生きるのに必死だったため、こん術というのかな?も上達した。

 ちなみにダイヤモンドの硬さである木のこん、現在5本目である。

 長物だから仕方がないがフルスイングどころか、ある程度の力を込めてぶん殴ると、てこの原理が働いて折れてしまうのである。

 ちなみにダイヤモンドへ『硬化』するのは魔力総量の1%位でできる様になった。

 既に初期の100倍程に伸びているが未だに魔力総量は伸びている。

 筋力に関しては重力魔法で自重に耐えきれる物体がなくなったため、打ち止めとなった。

 途中で気づいたが恐らく2週目の前半からが森の中央付近だったのだろうと思う。

 北側に向かっていたら1~2週間ほどで出られたのだろうなと思うが、今更だなと笑った。

 後少しで人里に着くかも!と思うとウキウキし始めた。


「ここまで強くなれば流石に誰にでも優しくできるだろう!犯罪者は許さんが」


 自分の目的を再度思い出しながら決意を更に強める。

 そしてまた一歩ずつ南へ向かって進み始めるのであった。


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