表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
救済の英雄譚~ゆかいな乙女達~  作者: アビ
8章 新装備と新たな仲間 ~縛られていたゼフィール~
156/178

155

 朝練の広場に遅れて行ったケイスとエリさん。

 ルル、リル、ブリキッドの3名が魔力グルグルトレーニングをしていたのにエリさんが来た事に気づいて手招きして呼んでいた。

 何を話しているかはわからないがどうせ夜の話であろうな・・・。

 頼むからルルに『ショック』プレイは言わないで欲しい本当に。

 きららさんがエリさんと二人で来た事に気づいてケイスに声をかけてくる。


「ケイスさーん!エリの事を抱いたんですかー?じゃあ私も抱いてくださいよー!」


 このギャル子は何を言っているんだ?


「きららさん、何を言っているのかよくわからないが抱きません!」


「ずるーい!一回くらいいいじゃないですかー!」


「一回とか意味わからん!きららさんは好きな人とかいないの?」


「んー今はケイスさんかな!」


「今はって…。絶対抱かないから安心して死んでいいよ」


「ひどーい!ケイスさんはドSなのかぁ。じゃあMっ子を目指そうかなー」


 そこになのっ子ミクさんが乱入してくる。


「私は抱っこしてくれればそれでいいなの」


 エロ兎の何OKバージョンなギャル子がミクに聞き返す。


「それって抱っこプレイってこと?ミク」


「安眠抱っこなの。きららさんはおバカなの」


 この勇者パーティは男もバカだし女の子もバカばっかなのか?ミクさんはマシなのかも知れないな・・・。

 そして朝練を終えて朝食を取り、ケルベロス対策模擬戦は5連勝したので一旦終了となった。

 ケイスパーティはケイスの部屋に集まり今後の話をしていた。


「じゃあ次の死者の森のダンジョンってことでいいかな?」


 ケイスが聞くとパーティメンバー全員が頷く。


「ジャンヌ、何階層にパーツがあるとかわかるのかな?」


「流石にダンジョンの位置までしかわからない。すまない」


 何故か謝罪してきてしまうジャンヌにケイスは言う。


「あー謝る事ないよ。呪い装備が出るならどうせ全部回るつもりだしね」


「ありがとう。相棒」


「ダンジョンに結界を張って野宿しながら即回るか、こっちに戻りながら10日かけて回るかどうしようか?」


 ケイスは今後の事も考えて早い方が良いとは思うが、皆の負担もあるし確認を取る事にする。


「そうじゃのぅ。年明けまで後2か月弱くらいだから2か所ダンジョンを回る事を考えたら本当は早い方がいいとは思うのじゃがそれだとのぅ・・・」


「そうですねぇ。それだと困りますよねぇ」


「そうだな!確かに困るな!」


 女性ならではの困りごとかもと思って何が困るのかわからないケイスは聞いてみる事にする。


「んー?俺は大丈夫だけど何かあるのかな?」


「んもう!ご主人様!レディーに対して聞く事じゃないじゃろ!色々あるのじゃよ!乙女には」


 確かにトイレとかお風呂に入りたいとか女性は厳しいかもしれないなと思い告げる。


「じゃあ今までと同じように10日かけて回る様にしようか」


「よかったー!できないと困るよねー!」


 女性陣から声が上がる。そっちかよ!

 そんな話しをしていた所に廊下から大音量で声が聞こえてくる。


「ケイスさーん!ケイスさーん!ケイスさーん!ケイスさーん!」


 これは飽き男君の声だな、と思った時には「バーン」と扉の空いた音が聞こえた。


「僕!リーンに告白したらOKもらえました!やりましたケイスさん!・・・あれ?どなたでしょうか?」


 しまった!飽き男君にジャンヌを見られた!


いつも読んで頂き、ありがとうございます。

今後も読みたい!楽しい!と思って頂けたら是非、ブックマークや下にある☆に評価を入れて頂けると嬉しいです。

励みになりますので宜しくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
良かったらポチリと投票をお願いします。 小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ