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救済の英雄譚~ゆかいな乙女達~  作者: アビ
7章 大暴走を止めろ ~ムッツリ神官エリの狙い~
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 その後の1回はハズレ装備であり、1回は効果が良く後で使い道がありそうな武器が出た。

 そして最後の1回である6回目でブリキッドが開けた宝箱から弓が出た。


「やったー!弓だぞ!これはアタイが貰ってもいいか?ケイス様!」


 宝箱の中に手を伸ばそうとしていたブリキッドにストップをかけるケイス。


「待て!ブリキッド!その弓、多分呪われている!」


 ケイスから見たらモヤモヤが弓から出ていたのだ。


「え!あぶねーー!持っちまう所だった!」


 ケイスは鑑定してみる。


 ヤオラの弓:神器級 速射効果、パワー1.5倍、スピード1.5倍、知力0になるため装備すると混乱状態になり無差別に死ぬまで攻撃し続ける。 村一番の狩人が愛用していた弓だが使用者ヤオラの怨念が憑りついている。


「効果は速射効果、パワーとスピード1.5倍だが知力が0になって混乱状態で無差別に死ぬまで周りを攻撃するってさ」


「な!効果はスゲーけど死ぬまで無差別に攻撃ってヤバすぎる・・・」


「なーに小娘の知力は1みたいなものじゃから装備しても変わらんじゃろ」


「ババァ喧嘩売ってんのか!?」


「コロコロコロ、本当のことを言っただけじゃろうに」


 取っ組み合いの喧嘩を始める二人。


「キュアカースを使って解除するとどうなる?」


「呪いは解けるのじゃがその分上がっていた効果がなくなるのじゃ。2段階位下がるかのぅ。アイタ!この小娘が!ご主人様の質問を遮るでないのじゃ!」


「とりあえず喧嘩をやめてくれよ。ただの速射効果のみになりそうだなぁ」


「それだと今のアタイが使っている弓と変わんないな」


 顔に引っかき傷ができているブリキッドがガックリとしている。


「そうじゃ!ご主人様ならできるかも知れないのじゃ。1000年前に物凄い魔法使いがおっての。魔法をかなり発展させた功績もあるのじゃが呪いだけ解く魔法が使えたと聞いたのじゃ」


 リルの言う魔法効果にびっくりするケイス。


「え?それすごいね!もしかしたら呪いの装備が一番強くなるって事じゃない?」


「まぁ遺跡級で国宝になるくらいじゃからのぅ。実物がどれだけあるかわからんが、神器級であれば呪いの装備が一番強くなるのは間違いないと思うのじゃ」


「よし!ボスが再度沸いちゃうと宝箱が消えちゃうから残り時間は少ないけどチャレンジしてみる!出来たら今後の装備はかなり強い物が手に入るかも知れないしな」


 勇者パーティーにもかなり強い装備が回せるし、呪い装備なら使われていない装備は山ほどあるはずだ。

 やってみる価値はある。


「ケイス様!お願い!頑張って!」


 お祈りポーズを取るブリキッド。


「ああ、やってみる。集中したいから静かにしていてもらえると助かる」


 呪われた弓に人差し指を付けて魔力を流し始めるケイス。

 新しい魔法を開発する事が出来るだろうか。


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