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救済の英雄譚~ゆかいな乙女達~  作者: アビ
7章 大暴走を止めろ ~ムッツリ神官エリの狙い~
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 そして3回目のドラゴンを倒し、宝箱をケイスが開けたら黒い乾燥したバレーボールサイズくらいの玉が出てきた。

 ケイスは持ち上げながら皆に聞く。


「なんだこれ。知っている?」


「見た事ないですねぇ。知らないです!」


「アタイも知らないな!」


「コロコロコロ、童は知っておるのじゃよ」


「お?知っているのか。教えてくれというか何で笑っているんだよ」


「コロコロコロ、とりあえず転移で戻るのじゃ」


 転移でボス部屋前に戻る4人。


「リル、それでこれってなんだよ?」


「コロコロコロ、ラッキーポーションの原料じゃな。かなり高額で取引されておるのじゃ」


「へーじゃあいい値段になるのか。ローヌさんに売却だな」


「コロコロコロ、そうじゃのぅ」


 そういえば鑑定してないなとケイスは鑑定してみる。


 龍糞幸:成人まで成長したドラゴンの糞が長い年月をかけて結晶化したもの 幸運を引き寄せる効果がある。


「うわあああああああああああああああああ」


 収納を出して投げ入れるケイス。


「カラカラカラ、ご主人様ともあろうものが鑑定前に持ち上げるとは思わなかったのじゃ」


 大爆笑しだすリル。

 ルルとブリキッドがえ?え?みたいな顔をしている。


「カラカラカラ。りゅ、龍糞幸と言ってじゃな。大きくなったドラゴンの糞が乾燥して結晶化した物なのじゃよ。カラカラカラ、完全に乾燥しおるから汚い訳じゃないから大丈夫じゃよ」


 とか言いながら大爆笑しているリル。

 ケイスは収納から石鹸を取り出し、ウォーターで手を洗っている。


「ブ!う〇ちだったんですねー!それは言ってあげないと酷いですよー!ブブ」


「ブハ!ババァひでぇなおい!流石にう〇ちって教えてあげないとか酷いぞ!ブハ」


 う〇ちう〇ち、うるせーよこいつら。


「カラカラカラ、聞く前に持っておったから既に手遅れだったのじゃよ」


「おい。ルル、ブリキッド、そいつを取り押さえろ」


 大爆笑しながら絨毯の上で寝転がるリルをちょっと笑ってしまったので共犯にされたくないルルとブリキッドが取り押さえる。


「え?え?ご、ご主人様。な、何をするのじゃ?」


「乾燥して既に汚くないんだろ?なら口に突っ込んでも何の問題もないよなー?」


「え?え?そ、それはそうなのじゃが、流石にそれは辞めて欲しいのじゃが・・・乾燥していると言ってもあ、あれなのじゃよ?」


「ほぉ、あれってなんだ?俺は知らないなぁ。ドM駄犬にはご褒美になるんじゃないか?」


「全然ご褒美にならんのじゃ!辞めて欲しいのじゃ!許して欲しいのじゃ!」


「ほら、あーんしてくれよ!」


 ケイスは片手でリルの口を無理矢理開けて収納に手を突っ込み始める。


「はへはー!ははひあほはほはー!」


 リルが何を言っているかわからないが収納から手を取り出しリルの口に突っ込むケイス。


「はぎゃー!ひどいのじゃご主人様!あれ?甘いのじゃ?」


「ふはははははは!流石にそんな酷い事をするわけないだろ!クッキーだよ」


「アハハハハハハ!リルちゃん焦りすぎですよ!ケイスさんがそんなひどい事するわけないじゃないですか!」


「ガッハッハッハ!焦ったババァマジでおもしれー!」


「うううう、確かに爆笑してしまった童が悪いのじゃ。ご主人様、ごめんなさいなのじゃ」


「面白かったからこれでお相子な。ハハハハ」


 仲良し4人組であったがジャンヌの槍がカタカタ震えていたのに気づかない4人であった。


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