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救済の英雄譚~ゆかいな乙女達~  作者: アビ
7章 大暴走を止めろ ~ムッツリ神官エリの狙い~
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 阻害魔法や弱体魔法の実演を終えた後、キャロちゃんを抱っこしながら対ケルベロス訓練を見ているケイス。


「エリさん凄いな。昨日ヒールを無詠唱でできたのも驚いたけどバリアも無詠唱で使ってる・・・」


「女のわたくしにはわかりますわ!ケイス様に振り向いて欲しくてエリさんは頑張っているのだと思いますわ!」


 キャロちゃんはエリさんとは仲がいいので恋バナとかしてそうだよな。


「うーん、好意を抱いてもらえるのは嬉しいですが目の隈も凄い事になってきているし、大丈夫か心配になりますよ」


「確かにそうですわね。体調を崩してしまわなければいいのですが。わたくしから言ってみますわ!」


「キャロ様、ありがとうございます。恐らく二日くらい寝てない様な気がするので・・・」


「お任せください!未来の旦那のお願いなら喜んでお聞きします!それでケイス様!えっとご褒美にほっぺにキスして欲しいのですわ!」


 サっと急いで周りを見渡すケイス!

 良し!皆、模擬戦に集中しているし王様もこっちは見ていない!今しかない!チュっとする。

 ぱあああと嬉しそうな顔になってケイスの胸に顔をグリグリしてくるキャロちゃん。

 マイエンジェル!可愛い!ほっぺにキスを100連発くらいしたい!エンジェルにキスする自体がご褒美なのにグリグリとご褒美が返ってくるとか素敵すぎる!

 もう世界を旅とかどうでもいいからキャロちゃんと結婚したいなぁとか思いながら模擬戦を幸せに見続けるケイス。


 全員やる気の上昇や装備が良くなったり、エリさんの急激な補助力の上昇もあり、勇者パーティーは5戦4勝1敗にまでなった。

 実際のケルベロスよりもだいぶ強く設定しているので既に倒せるだろうが、もっと強くなって貰いたいケイスはしめしめと思っている。


「くっそー!後1勝で全勝だったのに!明日こそ全勝しような!皆!」


 飽き男君もだいぶリーダーとして成長しているようだ。

 魔力補充をして欲しいメンバーが近づいてきたので一旦キャロちゃんを降ろす。


「さ、ご主人様。熱い抱擁で魔力を回復しておくれ」


「任せろよ、ドM駄犬」


 笑顔で答えてリルの両方のこめかみをかなり強めに拳でグリグリしながら補充し始める。


「いったーーーーーいのじゃ!ほ、骨にひびが入っているのじゃ!もうちょっと優しくして欲しいのじゃ!ぁぁぁきもちいぃぃぃのじゃ」


 ドン引きする周りの方々。


「ケ、ケイス様!ア、アタイは普通に手からお願い!」


 先ほど怒られたから自分もされるかもと思ったのかブリキッドはちょっと怖がっている。


「あ、あのケイスさん。リル様は大丈夫ですか?痙攣してこめかみから血が溢れていますが・・・」


 飽き男君がリルを心配そうに見ながら言ってくる。


「大丈夫だよ。リルはタンクだからこれも訓練の一つだしね。神獣様が変態って訳じゃないから安心してよ」


「なるほど!流石ケイスさんのパーティーです!常に訓練をしているなんて・・・!やっぱりすごいなぁ!」


 んなわけねーだろと思いながら魔力補充をしていくケイスであった。


いつも読んで頂き、ありがとうございます。

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