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救済の英雄譚~ゆかいな乙女達~  作者: アビ
1章 森からの脱出
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12

 4日目

 初めて空を飛ぶ魔物と遭遇した。

 緑色の15mはありそうなワイバーンの様な魔物だった。

 こちらに向かって勢いよく下降し始めたので、近づかれる前に石弾(中)で眉間を吹き飛ばした。

 倒したはいいが下降中だったため、死体がそのまま突っ込んできて、何とか避けることはできたが冷や汗を欠いた。

 石弾(小)をメインにどんどん進んで行くとある時、石弾の速度が上がっており、威力も上がっている事に気づいた。

 消費魔力は変わらないが眉間から上の爆散した際の飛び散り具合が変わっていた。


「熟練度があるのか。これは良いことに気づいたな」


 『ヒール』などの回復系やブーストの強化系を連発しながら歩く。


 5日目

 とんでもない物を開発した。

 ファンタジーのお約束、転移魔法である。

 サイズは任意で出すことができて、イメージした場所に行く事ができる。

 形は収納と同様に白い縁の楕円形で出てきて、中はイメージした場所が映っている。

 風景が似たり寄ったりの森なので前方5メートル先にではあるのだが・・・。

 しかし、どうやらイメージとサイズと入り口の座標を同時に考えないと発動しないため、並列思考が必須な事がわかる。

 完全に自分オリジナルだと確信してハイテンションになる。

 魔力消費は距離とサイズで変わるようで5メートル先でも結界魔法並みに消費された。

 まぁ魔力お化けになりつつあるのでそれでも3%程度ではあるが。


 6日目

「フハッ」


 思わず噴き出した。

 15mはある紫色のゴリラがいた。


「キング〇ングやん」


 と思わず笑ってしまった。

 距離は離れているが啓介の存在に気づいたらしく、木を引っこ抜いて振り回しながら木々をなぎ倒し、走ってきた。


「あいつはヤバい奴だな。確殺しないと。」


 石段(大)で頭を打ち抜くと首から上が吹っ飛んだ。

 ズドン!と大きな音を立てながら倒れる。

 キング〇コングの真下に収納を出し、死体回収をしながら思った。


「もう勝てない魔物はいないのでは?」


 この体の凄い所は身体能力や魔力だけでなく五感も鋭い。

 最近、意識を集中する事でどこに魔物がいるかどんな形をしているかもわかってきた。

 範囲はまだ100mくらいではあるが。

 筋力、魔力、五感も現在進行形で天井知らずに強化されている。

 最近、筋肉痛が来なくなってきたため、対策を考えねばと考え始めていた。

 最初は自分が化け物と思い泣いていたくせに現金な奴である。


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