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救済の英雄譚~ゆかいな乙女達~  作者: アビ
7章 大暴走を止めろ ~ムッツリ神官エリの狙い~
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 朝食時に王様が昨日ほどではないがカイの様子がおかしい事に気づいて、こちらを向いてきたので大丈夫だよ!という意味でウィンクしておいた。

 王様の隣に座ているキャロちゃんが自分にウィンクして来たのかと思った様でぱああああっと目を輝かせてウィンクしてきた。

 可愛すぎる・・・!マイエンジェルウィンク!結婚しよう!

 思わぬエンジェルウィンクを受けれたし、キャロちゃんも興奮したのか訓練を見に行きたいと言い出した。


「キャロが行くなら勇者パーティーの頑張りを儂も見せて貰おうかな」


 王様も参加を表明し、ケイスはキャロちゃんを抱っこしながら上機嫌でケルベルス訓練をする訓練場へ向かう。


「さて、それじゃあ昨日の会議で言った阻害魔法とか弱体魔法を実演するね。効果を実際に体感して貰えば安心してボスに挑めると思う。リルとブリキッドも手伝って」


「童が使える物はご主人様が全部使えるじゃろ?ブリギットは精霊にやらせるから見せた方がいいかもしれんが」


「あー確かにそうだね。じゃあブリキッドから風の移動阻害魔法をお願いするね」


「わかったよ!ケイス様」


 勇者パーティーはうんうんと頷いていたがカイは汗を流しながら言い出す。


「ケイス・・・。お前の強さは身に染みて知っているが・・・魔力も凄いし色々効果が高いだろ?お前の弱体魔法とかで死んじまうとか無いよな?」


 そんなわけないだろーと笑い出す勇者パーティー。


「んーあり得るかもね?」


 笑いながら言うケイス。


「な!」と驚く勇者パーティー。


「ふはははははは!冗談だよ!でも無詠唱なら弱体魔法も攻撃魔法にできちゃうのは間違いないけどね。ミクさん、相手を10秒くらい痺れされる『ショック』は使える?」


「はい、使えるなの」


 答えるなのなの娘のミクさん。


「あれは詠唱なら固定だけど無詠唱なら威力を上げられるから、強さをかなり上げればショック死させる事だってできると思うよ。まぁ魔力の無駄遣いだからやらないけどね」


「なるほどなの。無詠唱凄すぎなの」


「でしょ?まぁ今回は体感してもらうのが目的だし弱めにするから安心してね」


 ホっとする勇者パーティーだがカイはまだちょっと表情が硬い。

 カイはわかりやすすぎだろ・・・笑っちゃいそうだ。

 完全に偽の神は人選を間違えているが終盤であの状況だと仕方ないのかもな。


「じゃあまずは風を当てるだけの移動阻害魔法で行こう。キャロ様、王様のいる所まで一旦下がってもらっていいですか?」


「名残惜しいですが未来の旦那様を邪魔してはなりませんね!」


 降ろした時になんとキャロちゃんがケイスのほっぺにキスをした。

 あまりの衝撃でケイスはショック死した。

 こうしてケイスの冒険は終わったのだ・・・・と思いきや1秒後に蘇生したケイス。


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