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救済の英雄譚~ゆかいな乙女達~  作者: アビ
1章 森からの脱出
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11

 この世界に来て1週間が経過した。

 啓介はまだ生きていた。

 むしろ初日の恐慌状態が噓のように平然と過ごしていた。

 自分がこの森の王者であることを確信したからである。


 2日目

 回復魔方がほしいと思い『ヒール』『エクストラヒール』『オールヒール』『エリアヒール』の体力回復系や『キュアポイズン』『キュアパラライシス』などの状態回復魔法も使えた。

 『オールヒール』は四肢欠損やあらゆるものを治すイメージをして使った所、魔力が7割くらい減ったので焦った。

 効果を試す勇気はないが、いずれ役に立つかも知れない。

 そして筋肉痛が酷かった。

 しかも『オールヒール』じゃないと回復しなかった。

 筋肉痛が来るということはまだ筋力が強くなるということである。

 『パワーブースト』『フィジカルブースト』『スピードブースト』などの強化系も開発した。

 魔力の回復も1分で1%くらいは回復しているのが体感で確認できた。

 そして水たまりを作り、自分の顔を確認した。

 自分の高校高学の時に瓜二つであった。

 目の形が少し変わっていたが、気にしていた鋭かった目が緩和されている。

 髪の毛は元々の短髪で立っている。

 気にしていた、目、身長、体毛だけ変わったのだ。

 思わず「女神様、ありがとうございます!」と叫んでしまった。


 3日目

 戦闘で初めてケガをした。

 薪拾いをしており油断して木のこんを手放していた時にレッドウルフに左肩を噛まれたのである。


「いって!この野郎!」


 と素手で右フックを脇腹にヒットさせると、骨を粉砕する音が聞こえながらレッドウルフは吹っ飛んだ。

 左肩を見ると歯形が浅い傷で残っているが血はそこまで出ていなかった。


「アイア〇マンかよ」


 と独り言ちる。

 痛みで腹が立ったので吹っ飛ばされ「クゥーン」と腹を向けて瀕死になっていたレッドウルフにとどめを刺す。

 防御力が高いのはわかったが痛いものは痛いので遠距離攻撃魔法を開発した。

 火と雷は森林火災になりそうなので、水土風で開発をした。

 『ウォーターボール』は相手を吹き飛ばすにはいいが倒すには向いてない。

 『ウィンドカッター』敵を真二つにしたが後方の木まで切断する。危ない。

 土を試そうとして対戦車ライフルを想像しながら発動すると、物凄い貫通力がある小さな石弾が発射された

 『ハイパートルネードストーンバレット』と仰々しい名前だったが長いので石弾と呼ぶ。

 サイズも小、中、大、特大が使えた。魔力消費も少なめである。

 特大は直径3mを超える物が発射されて、ヤバっ!と思ったのは後の祭りであった。

 百メートル先まで木々を全て吹き飛ばしてしまった。

 サイズは小でも魔物の眉間に当てれば眉間から上は吹き飛び、脳が破壊される。

 一発で倒せる事がわかったので石弾を愛用することにした。


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