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救済の英雄譚~ゆかいな乙女達~  作者: アビ
6章 この世界の真実 ~感情のない軍人美女ジャンヌ~
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 食事が終わり、お風呂を終わらせた後にケイスの部屋に集まっていた。

 全員がソファーに座り、ケイスが壁に槍を立てかけると槍が光だし、ジャンヌに変化した。


「ジャンヌ、待たせたな。話しを聞かせてもらっていいか?」


「ああ、お前には話しを聞いて欲しい」


 ジャンヌはまず3000年前に滅んだ文明がどういった物か、どうして滅んだかを語りだした。

 この世界の今の文明では考えられないほど発展した人間のみの文明であった。

 大戦争時代に突入し、最初は10以上の国があったが各国で戦争を繰り返し、2の国になるまでに戦争を繰り返し、お互いが覇権を握るため壮絶な戦争をしていたようだ。

 武器に関しては日本にもある機関銃やマシンガンは当たり前でレーザーやレールガン、ター〇ネーターの様な自立歩行型の戦闘ロボット、数は少ないが自立型の巨大なロボット兵器まであった。

 そして2つの国はジャンヌが率いる軍事国家と神を信仰する法王国に分かれて戦争を繰り返す。


「ジャンヌ、軍事国家でジャンヌが将軍であり、自称が我と言うことはお前がトップか?」


「そうだ。我が軍事国家のトップで先導していた」


「すまない。いったん止めてくれ。ここからは獣人族のルルやエルフ族の代表のブリキッドには気分が良い物にはならないと思う。二人は聞いても大丈夫か?」


「私は大丈夫です!私は私ですから!」


「アタイも大丈夫だ!むしろ聞く必要があると思う!」


「流石は我の相棒だ。察しがいい」


「そうか。すまない。ジャンヌ続けてくれ」


 更に強力な兵器を得るために両国は地脈に流れるマナという物を発見し採掘する事で、それを原動力として動く兵器を開発したり、魔術すなわち今でいう魔法を生み出し、敗戦国の人間を改造して兵器化するのは当たり前だったようだ。

 マナで実験を繰り返す事で魔物を生み出し、強力な兵器化して相手に差し向ける。

 ただパワーや耐久面では問題ないが知能が低く思い通りに動かないこともあり、敗戦国の人間に魔物を組み込み気力という力と高い身体能力を持つ獣型の人間すなわち獣人を作ったり、パワーに優れるドワーフを作ったり、水中での戦闘に優れる海人族を作った。

 そして人間にマナを直接大量に注ぎ込む事で大半は実験の過程で死んでしまうが、適正がある者は魔術に優れた人間を作りだすことが出来た。

 その身体的な変化は様々であり、耳が長くなったり、耳が長く体が灰色になったり、体が青色になり目が赤くなったりしたという。

 いわゆる、エルフ、ダークエルフ、魔族である。


「相棒。察しの良いお前なら気づいているであろう。今ダンジョンと呼ばれるものがなんであったかを」


「ああ・・・魔物の製造工場だよな。全てのダンジョンの形が同じということで気になっていたんだ」


「そうだ。今は人工知能AIが暴走してしまって変質しているが地脈からマナを吸い上げ、自動的に魔物や機械を作る施設だ」


 そして二つの国は4つの大きな穴からマナを大量に吸い上げ続け、改造人間やマナを動力とした兵器、魔物などによる不毛な戦いを繰り広げていた。

 しかし、この戦争が思わぬ事で終戦することになる。

 実験でわかっていたことだが4つのマナを集める穴から大気中に漏れ出しており、マナに適性の無い人間達にとって毒となってしまい、両方の国から大量な死者が出始めた。

 戦争による死者は元々多かったがマナによる死者が続出し始めたころ、自体は急変する。


「マナによる死者増えてきたある時、空が輝きだし天使のような翼をもった神を名乗る者が現れたのだ。それによって戦争は終戦を迎える事になる。あの悪魔による大量虐殺で!」


いつも読んで頂き、ありがとうございます。

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