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救済の英雄譚~ゆかいな乙女達~  作者: アビ
6章 この世界の真実 ~感情のない軍人美女ジャンヌ~
110/178

109 *ちょっとエッチな回 苦手な方は回避推奨

 その夜、ケイスの部屋には左手の薬指に指輪をはめたブリキッドがいた。


「ケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケイス・・さささささささま」


 壊れたラジオの様になっているブリキッドがいる。

 最初の部分は不気味な笑いにしか聞こえないのでクスっと笑ってしまうケイス。


「そんなに緊張しないでも大丈夫だよ」


「むむむむりむりむりりりいむりむむむりだよよよ」


「ほら落ち着いて、まずは一緒にベッドに行こう?」


「わわわわわわわわわかった」


 完全にカチコチのロボットダンスみたいな動きをしていて進まないブリキッド。

 埒が明かないと思い、ケイスはお姫様抱っこをする。


「ひゃいーーーーーーひぇいすしゃま!はじゅかしいよ!」


 この子、面白すぎるんだけど!

 ベッドにブリキッドを降ろすケイス。

 そしてケイスはブリキッドの服を脱がし、自分も服を脱ぎ、跨いで馬乗りの様な体制になる。


「アアタイはかかわいくないし、ケケケイス様はい、いのか?」


「十分可愛いよ?他の男もほっとかないと思うよ?」


「アアアタイはケケイス様以外かかか考えられない!」


「ありがとう嬉しいよ」


 ブリキッドにキスを落とす。


「んんん」


 ガチガチになりすぎて歯を食いしばっている様だ。


「そんなに力を入れなくてもいいよ?緊張しすぎないで」


「だ、だってアタイ、ルルちゃんみたいに可愛くないし、ババァみたいに美人でもないし・・・」


 ケイスは耳元でそっと囁く。


「ブリキッドは可愛いよ。大丈夫。愛しているよ」


「うひぃぃぃぃぃア、アタ、アタイも、、愛している・・・」


 どうやら少し力が抜けたようでキスを再度する。

 本人は必死に対抗しているつもりのようだ。

 キスを終えて胸に近づいて行くとやはり腿と膝がくっついて足は内股になっている。

 いつも男勝りなのに内側が女の子過ぎてギャップが激しすぎる。

 ケイスが触るたびにブリキッドは言う。


「ア、ア、ア、アタイ可愛くないし、、ケイス様はほ、本当にほ、本当にいいのか?」


「ブリキッドは可愛いよ」


 毎回答える。

 そうすると安堵したかのように少し力が抜けるが1分もすると同じことを聞いてくる。

 そしてケイスがブリキッドの中に入る。


「い、、い、、ううう」


 ここでケイスはあれ?っとなる。

 確か・・・酔っぱらっていたとは言えもうしたんじゃなかったっけ・・・?


「ブリキッド。痛い?ヒールしようか?」


「ケ、ケイス様、お願い・・・」


「ああ、わかった」


 まぁ・・・ブリキッドは可愛いし、いい子だし、もう好きになっちゃったから今更だよな。

 そしてケイスが動くたびにブリキッドが聞いてくる。


「アタイ、本当かわいい?」「本当にかわいいかな?」「アタイ愛している、ケイス様は?」


 聞いてくるブリキッド。

 どうやら自分に自信が無さ過ぎるようだ。

 それを耳元で「かわいいよ」とか「愛しているよ」とか言うたびビクンビンク震えるブリキッドが可愛くてしょうがない。

 そしてブリキッドは痙攣をして果てた後、ケイスは思った。

 育ての親がリルだからなぁ完全に乙女だ。

 男勝りだが中身は完全な乙女なブリキッドを見ながら可愛いなと思い、ケイスも眠りについた。


いつも読んで頂き、ありがとうございます。

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