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救済の英雄譚~ゆかいな乙女達~  作者: アビ
6章 この世界の真実 ~感情のない軍人美女ジャンヌ~
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 そして修羅場を終えた後、王城ではいつものメンバーにブリギットが加わって夕食を取るために集まって座っていた。

 な、なんか正面にいる飽き男君の目がキラキラ光っていて眩しい・・・ケイスを見つけたらいきなりバッ立ち上がり。


「ケイスさん!おかえりなさい!僕、ケイスさんの期待に応えられるように頑張っています!これからもケイスさんに言われた様に胸を張って勇者と言える様に頑張ります!今後ともご指導ご鞭撻のほどお願いします!」


 90度に腰を曲げてお辞儀をしてくる。


「お、おう!頑張っているのは聞いているよ。俺もアキオが頑張っているのを聞けて凄く嬉しいよ」


 飽き男君はこんなキャラだったのか・・・。

 更に目をキラキラさせながら嬉しそうな顔をして90度に腰を曲げてお辞儀をしてくる。


「ありがとうます!ケイスさんに喜んでもらえるよう頑張ります!」


「が、頑張ろうな。と、とりあえず座ろう」


「はい!失礼します!」


 飽き男君が着席する。


「ぶー」


 何故か言うルル。

 何に反応したんだ?

 そして皆と久しぶりの食事をしながら談笑が始まる。

 そしてカイが話しかけてきた。


「ケイスのおかげで2階層のボス部屋までたどりつけたぜ!ありがとな!アキオが魔物の弱点や指示を出してくれるからスムーズにたどり着けたぜ」


「おお!じゃあヒントはわかったんだね。良かったよ」


 そしてエリさんが赤い顔をしながら言ってくる。


「ケイス様のおかげです。ただケイス様がギルドにご提供してくださったケルベロスの情報を見て、挑むにはまだ早いかも知れないと思って作戦を立てている所です」


 リルが「スンスン」と鼻を鳴らし始める。

 ケイスはビクっとしながら答える。


「そ、そうなんだ。明日の午前中は今の所は用事がないから勇者パーティの連携とか見たり、うちらをケルベロスに見立てて模擬戦したりしてみようか?」


 エリさんに言ったつもりであったが飽き男君がバっと立ち上がり目をキラキラさせながら言う。


「ほ!本当ですか!?ケイスさん!嬉しいです!ありがとうございます!」


「お、おう」


「それとケイスさん!僕、明日からケイスさん達の朝練に参加してもよろしいでしょうか?」


「え?構わないけど朝5時だよ?」


「大丈夫です!起きれないなら睡眠をとらずにでも参加します!」


「ね、寝ような?」


 そしてキースが立ち上がり吠える。


「師匠!明日から俺もまたお願いします!弟子第1号は俺です師匠!」


「わ、わかった。そうだねキース」


 何か暑苦しい奴らばっかになってきたなと思っていたところでエンジェル降臨。


「ケイス様!明日の午後はどのようなご予定でいらっしゃいますの?」


 あああ、癒されるぅ!マイエンジェル最高!


「明日は皆で王都を回って買い物がてらブリギットに案内をしようと思っています」


「まぁ!わたくしもご一緒してよろしいでしょうか?お父様!いいですよね!?」


 キャロちゃんの圧に押されてしまいのけぞりながら答える王様。


「わ、わかった。いいぞ。ケイス殿に迷惑をかけないようにな?」


「ありがとうます!お父様!ケイス様!明日宜しくお願いします!」


 おお!エンジェルとデートゲット!

 そして食事を終えて風呂に向かおうとした所、飽き男君がご一緒しても!?と言ってきたが我がパーティの女性陣が威圧していた。


「アキオ、貴様はご主人様のお尻に危険を感じるのじゃ!殺すぞ!」


「そうですねぇ。殺しちゃった方が早いかも知れませんねぇ」


「ああ!ぶっ殺そう!今すぐ殺そう!」


 飽き男君がひぃーと叫んで逃げて行った。

 いやいや流石にそれはないでしょ!かわいそうな飽き男君・・・。


いつも読んで頂き、ありがとうございます。

今後も読みたい!楽しい!と思って頂けたら是非、ブックマークや下にある☆に評価を入れて頂けると嬉しいです。

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