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第5話 サバゲー?

会場の廃墟に着くとすでに人が沢山いた。


「本当に今からみなさんはここで戦争ゴッコをするのですか?」


ユウナさんはつまらなさそうに言う。


莉子さんはまだ何か妄想している様だった。


「当たり前だろ、そういう遊びなんだからよ」


まーさんが馬鹿にする様にいうとユウナさんは何やらまーさんのそばで小声で呟く。


「分かったよ」


まーさんは車から全員分の武器を下ろすとみんなに渡していく。


何故か祐樹達の周りには人だかりが出来ていた。


きっと莉子さん、ユウナさんが綺麗だからだろう。


受付を済ませると試合の時間まで時間を潰す。


第2試合にでる予定だが第1試合が終わるのを待たなくてはいけなかった。


「相手は何人だ?」


まーさんは指をバキバキならしながら聞いてきた。


「えーあのですね、相手は30人のチームですね。 きっと精鋭が出てくるんでしょう」


和也はパンフレットを見ながら答える。


つーさんとまーさんは立ち上がる。


「どこにいくんですか!?」


「相手全員出るように説得してくる」


2人は歩き去る。


「不安しかないんだけど……」


和也が言う。


「僕もだよ」


祐樹も答える。


「ねぇ、今はっきりさせましょう。 あなたはまーさんとどういう関係なの?」


「私? 私は彼の義理の姉です」


「学年同じよね?」


「えぇ、複雑なんです」


笑顔でユウナは答える。


「なんだ、じゃあまだ私にチャンスがあるわけね」


莉子さんは何故か喜んでいた。


「私の側を離れないで下さいね」


ユウナが言うと莉子さんも茜ちゃんも頷く。


つーさんが戻ってきた。


「いやぁ、説得出来た、相手全員10人出るってさ」


「え? いや、相手は30人ですよね!?」


「減ったなぁ」


と言いながら笑っている。


そこへまーさんも帰ってきた。


「まーさんですか!?」


「あ? 何がだ?」


「いやいや、まーさんじゃない。 俺が今回は悪い」


「何があったんですか!?」


「あいつら写真を撮ってやがったんだ! 」


「あら? 私達撮られてました?」


「あぁ、あいつらの写真を確認したら茜も写っていたんだ。 それでつい……」


舌を出して言う。


「まじですか……」


祐樹も和也も口が閉じれない。


「俺が止めた時には残り10人しかいなかったからな」


まーさんは爆笑している。


「あいつら格好だけだぜ」


まーさんは笑いが止まらないらしい。


「私は暴力は良くないと思うわ」


莉子さんが言うとつーさんは立ち上がる。


「やめます、もう僕は暴力振るいません!」


みんなが笑うと試合終了のブザーが鳴った。


「次は俺たちか」


戦場は3階建のビルで各階に4部屋ずつオフィスが入っている。


階段は東と西の二ヶ所にある。


「俺たちは西の階段の側の部屋に立てこもる。 あとは別働隊が相手を制圧する」


「誰が別働隊になるんですか?」


「まーさんだけでいいさ」


そういうとみんなで部屋の中に入り入り口を固める。


まーさんは1人階段を下りる。


2階には2人の足音が聞こえる。


祐樹は不安になってきたので、部屋を飛び出すとまーさんの後を追った。


階段を下りるとありえない光景を見た。


2人が撃った弾を避けていたのだ。


祐樹は銃を構えると1人を撃つ。


相手に当たると相手は手を上げて窓際に立った。


もう1人に気付かれて祐樹は慌てて標準を合わせ撃つが相手に避けられる。


相手が出てくると祐樹が狙われる。


その時和也が現れて祐樹を押すと自分が弾に当たった。


祐樹はすぐに相手を撃つ。


相手と和也は手を上げて窓際に移動した。


「まーさん、なんで反撃しなかったんですか?」


「いや、銃を忘れた。 素手はダメだろ?」


「絶対にダメです!!」


「そうか。 お前のショットガン貸してくれ」


祐樹が渡すとまるで何からでも守ってくれるロボットに見えた。


「相手は本気でやる気みたいだぞ」


まーさんは嬉しそうに言う。


「ところで何故和也はこっちに来たの!?」


「なんかつーさんにここを守るナイトは1人で良いって言われまして……」


「はぁ……」


足音が聞こえるとまーさんは部屋の中に隠れる。


祐樹も慌てて後に続く。


しかし相手には見られてしまっている。


「どうしましょう?」


するとまーさんは壁を軽くノックする。


「ここって解体するだけだよな?」


「えぇ……まさか……」


「祐樹は入り口に向かって撃ってろ」


祐樹は入り口に立つとマシンガンを撃ちまくる。


相手は壁の向こうに集まってきた。


祐樹はマガジンを入れ替えて更に撃つ。


まーさんはニヤリとすると壁を殴り穴を開けると銃を出して撃った。


「まじかよ!?」


「悪魔かよ!?」


などと聞こえるが祐樹がそっと外に顔を出すとほぼ全員が手を上げて窓際に立っていた。


「残り何人だ?」


「残り3人です」


しかし2階にも1階にも誰もいなかった。


その頃3階ではつーさんが入り口の前に立っていた。


「そこにいるのは分かってる。 女ばかりだろ? 降参してくれれば撃たなくて済むんだ」


「俺たちとこの後遊びに行こうぜ」


などと声が聞こえてきた。


つーさんが出て行こうとするとユウナがつーさんの肩を掴む。


「痛い」


つーさんが言うと後ろに飛ばされる。


「銃を使えばいいのよね」


それだけ言うと扉を開ける。


相手が入って来ようとすると銃口を口の中に差し込む。

更に相手の銃を奪うともう1人の口の中に入れる。


もう1人が構えるが銃を撃てないでいる。


「私は許せないことがあるの。 弱いものイジメと男女差別。 だから潰します」


銃を口から抜くと1人を撃ちまた口の中に戻す。


「負けを認めますか?」


微笑み聞くと2人は頷いた。


試合が終わると他のチームから恐れられ始めた。


「あいつらマジのやつらだよ。 勝てるわけない」


しかし次の瞬間歓声が起きた。


「これなら勝てる!!」


4人の男が会場に現れた。


「彼らは本物ですよ……」


和也は目を輝かせている。


「本物? 遊びだろ?」


「違います、彼らは自衛隊の特殊部隊で今回もみんなにデモンストレーションを見せるために来たんですよ」


「面白いな」


まーさんはやる気満々の様だ。


「いっちょやるか」


つーさんもヤル気を出した。


「でも特別な戦えますよ。 まぁ本物じゃないですしね」


つーさんとまーさんは相手の素へ歩いていく。


「おい、お前ら本物らしいな。 俺たちと戦わないか?」


「隊長どうしますか? 今回もクジで決めた方が……」


「いや、彼らでいいだろう。 先ほどの戦い見事だった」


「この狭い中でやるのか?」


「そうだな。 テロリストハントにしないか? それなら君達にも勝ち目はあるだろ?」


「銃のみだろ?」


「君達が望むならばなんでもいいさ」


「わかった、ありありで俺たちが悪役だ」


「いいだろう。 では30分時間やる、トラップでも仕掛けな」


まーさんとつーさんは怒りをあらわにしていた。


こっちに戻ってくる。


「おい、俺たちだけで十分だ」


2人はビルの中に入っていった。


「僕恐怖しか感じないよ……」


祐樹は呆れ気味に言った。


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