第41話 クリスマスイブ 茜編
日付が変わる頃つーさんはカレンと2人でイチャイチャしていたがそこへ茜が入ってきた。
「お兄ちゃん、パーティしましょう!!」
「お、おう……どうしたんだ?」
「私が主催のパーティします!! ユウナさんと他の人を集めて下さい!!」
「わかった……」
「では準備があるので失礼します。 パーティは明日の19時からです!!」
「ちょっと待て!! まーさんにホテル借りた方がいいと思うから今連絡する!!」
「えっ!? ユウナさんを誘ってくれるの?」
「誘うから……待ってろ」
つーさんが電話をかけるとすぐに出た。
『はい、真連は今電話に出られません、かわりに彼女のユウナがご用件をお伺いいたします……あ、ちょっと……ダメ……』
「何がダメなんだ!? 大丈夫か!? まーさんに襲われたのか!?」
すると茜は走ってきて電話を奪う。
「ユウナさん大丈夫ですか!? 今から助けに行きます!!」
『茜ちゃんだぁ、今日も可愛いねぇ……いやぁ、離してぇ……』
「ユウナさんが危ないからすぐに行くわよ!!」
茜に強制され3人は車を飛ばしてまーさんの家に着くと中まで走る。
まーさんの部屋の扉を開けるとユウナがまーさんに抱きついていた。
「ダメだって、離してぇ……私も離すからぁ」
「じゃあ、離れてくれよ。 俺は離してるだろ?」
「赤い糸で結ばれてるから、わからなぁい」
「大丈夫!?」
茜が駆け寄るとユウナは茜を見つけ抱きしめる。
「かわいい茜ちゃんがいるぅ。 ちゅーしてあげる」
ユウナは茜のほっぺたにキスをすると抱きしめる。
「茜ちゃんが妹なら良かったのにぃ……あ!! カレンちゃんもかわいいねぇ、おいでぇ」
ユウナに手招きされるとカレンもフラフラと近付いていく。
「待て待て!! ユウナの魅力に惑わされるな」
つーさんが腕を掴むとカレンは我にかえる。
「危ないところだった……何という魅力……」
「もぉ、つーくん酷いよぉ……私の友達取らないでぇ、好き好き」
「おい、まーさんよ、一体何があった!?」
「シャンメリーだと思ったらシャンパンだったみたいで酔っ払ってる」
「なんだこの最高の酔い方は!?」
「困ってんだよな。 良かったよ茜ちゃんがきてくれてさ」
「えへへ、茜ちゃん可愛いもんねぇ、お姉ちゃんと一緒に寝る?」
トロンとした目で言われると茜は高速で頷く。
「可愛いわねぇ……真連!! 一緒に寝るからぁお布団敷いてぇ……真連も一緒に寝よぉ」
「ダメだ!! 茜と一緒の布団にまーさんは入れない!! 俺が代わりに入る!!」
「ダメ!! ダーリン浮気だよ!! 私がかわりに入るわ!!」
「じゃあ俺とつーさんは他の部屋で寝ようか?」
「違う!! そうじゃない!! こういう時はみんなで寝ればいいってフェルナンデスが言ってたぞ!!」
「だぁれ? フェルナンデスってぇ」
「それはハッスル教の教祖で、過去最高のハッスルさを出した偉人だ!!」
「じゃあ、つーくんはお外でハッスルしてきてぇ……私達は寝るわねぇ」
ユウナは茜を抱きしめたまま倒れるとそのまま寝てしまった。
「おい、ここ俺の部屋だぞ……」
まーさんは迷惑そうに言っている。
「私はこのまま寝るわね。 おやすみお兄ちゃん」
茜はかなり危ない顔つきになっているがつーさんは見なかった事にした。
まーさんは布団を掛け電気を消すと3人で部屋から出る。
「なんか食うか?」
まーさんに言われ軽食を取ることにした。
「それでライブ会場でいきなり呼ばれてさ!! 最高の彼女だよ」
「そうか、良かったな。 式場は用意しようか?」
「あの、私希望の場所があるの」
「おぉ、どこだ!?」
つーさんは興味津々のようだ。
「ここなの……」
それは意外にも神社であった。
「いいじゃん、少し遠いけど泊まればいいしな」
「ここで式挙げたカップルは別れないんだって!!」
「そうなのか!?」
「えぇ、まだ誰も別れてないんですって!!」
「まぁ、俺とカレンならどこで結婚式挙げても別れないけどな」
つーさんは嬉しそうに答える。
「ところでまーさんはどうするんですか?」
「え?」
「結婚だよ!!」
「しないだろ? てか出来ないだろ?」
「法律上は出来るわよ? 血が繋がってないならね」
「まじか!?」
「えぇ、私少女漫画で読んで憧れて調べたもん」
「お、おう……そうか……」
「まーさん、引くなよ!! 俺のワイフだぞ!!」
「なぜ英語!?」
「なんて呼ぼうか迷ってるんだよ!!」
「はぁ……」
「じゃあさ、明日プロポーズします!?」
「しないよ……」
「プレゼントは?」
「一応ディナーは用意したけど……」
「まーさん、俺を誰だと思っている!! 俺は女の子の名前、身長、胸の大きを把握してると言ったがもう一つ把握していることがある!! それは薬指の太さだ!!」
「それがなんだ?」
「ユウナに指輪プレゼント出来るぞ!!」
「いや、それは本人が選んだ方がいいだろ?」
「えー、私は嫌ですね。 ダーリンに選んでもらいたい!! それでダーリン色に染められたい」
「カレンは可愛いな!! でも選ばせるのもアリはアリだな。 だってまーさんユウナの尻に敷かれそうだしな」
つーさんは笑っているがまーさんはまったく笑っていない。
「まぁ冗談だけどさ。 明日選ばせてみろよ」
「……考えておく」
「よし、そうと決まれば祐樹も呼ぼうぜ!! メール送っとくぞ」
「アイツ相手いるのか?」
「なんか今日デート行くみたいだぞ? この前祐樹1人でプレゼント買ってたみたいだし」
「そうか、なら誘ってやれよ」
つーさんは祐樹にメールを送るがしばらく待っても返事が無かった。
「あいつもしかして……ハッスル教か!? ハッスル教に入ったのか!?」
「え、いや……来なかったんじゃないのか?」
「甘いな、まーさんは甘口カレーより甘いな!!」
「いや、カレーの時点でそこまで甘くないだろ……」
「いいか、この時間振られていたら祐樹はすぐに返事をくれる!! なぜなら祐樹と俺はダチだからな!! なのに返事がない!! これはハッスルしかない!!」
お得意の決めポーズで推理を披露する。
「多分振られたと思うぞ」
まーさんは簡潔に答える。
「それならば聞いてやるよ、メールでな!!」
更にメールを送るがやはり祐樹から返事はなかだた。
「まぁ、ショックは受けるよな……」
つーさんは気まずそうに言うと手をモジモジ動かした。
続く!!
つつつつつつづく!!




