表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/43

第37話 茜の気持ち

祐樹は学校を休みしばらく家でゆっくりしていた。


理由は単純で茜ちゃんに会いにくいからだった。


つーさんからメールが入り返信をする。


『会いにくいので……』


ただそれだけを送った。





その頃学校では茜の前につーさんが陣取っていた。


「なぜ祐樹にあんな態度をとったんだ!?」


「だってさ……キャンプの時とか一緒にいて限界を感じたもん。 ペットならギリ我慢出来るかなって思ったのよ?」


「そんなにか!?」


「えぇ、見る目がもう犯罪者の目だったもん。 舐めまわされたもん」


「視姦か!? そうなのか!?」


「そうそう、気持ち悪いからもう限界なの。 だからもう関わらなくていいでしょ!?」


「……あ、うん。 それならしょうがないか」


つーさんはその場を離れると自分の教室に戻る。


席に座ると1人思いに耽る。



ーーキャンプのすぐ後には茜は何も言ってなかった。



ーーすると茜は他の理由で祐樹を嫌っているのかもしれない。


ーー舐め回す様に見てるのはいつもの事のはずだ……もしかして……祐樹はキャンプの後何かしたのか!?



ーー本人もきっと気がついていないはずだ。


つーさんは立ち上がるとまーさんを連れて茜の教室へ向かうが既に茜は帰っていた。


「いねぇな。 俺も帰るかな」


まーさんは興味無さそうに言うと帰ろうとするのをつーさんが止める。


「待て待て、今から俺の家に行くぞ!!」


「……めんどくさい」


まーさんは嫌々つーさんに連れていかれた。


家に帰るとすでに茜は部屋にこもっていた。


扉をノックするが返事がない。


「嫌なんだろ? もういいじゃねぇかよ」


「良くないんだよ!! 俺はな妹に何があったのか知りたいんだよ!! なんかあったら守ってやるのが兄貴だろ?」


「そうかも知れないけど話せる様になったら話してくれるだろ?」


「そうだけどよ……」


つーさんは肩を落として自室に入っていく。


残されたまーさんは帰ろうとしたが茜ちゃんの部屋の扉が開くと中に入れられた。


「あの、お話があります」


「はぁ……」


「私は男の人が嫌いです。 祐樹くんにも酷いこと言いました。 何もされてませんが……私の事見て欲しくなくて……ごめんなさい」


「いや、俺に謝られても……」


「まーさんには嫌われたくないんです……」


「俺も男だけど?」


「私、憧れていたんです。 ユウナさんにそれを求めていたけど……少し興味が出てきました」


「うん?」


「私の事守ってくれませんか? ユウナさんがいるのは知ってます。 彼女とかじゃなくて……お友達として……ダメですか?」


「あー、いいんじゃない? 俺でいいならさ」


その時扉が蹴やぶられる。


「おいおい、ちょっと待て!! 俺の大事な妹に何さりげなく手を出そうとしてるんだ!! セフレか!? 俺の妹はセフレか!?」


「は? 違うけど……ただの友達だろ?」


「お前は茜に何があったのか知ってるだろ?」


「知ってるから俺に言ってきたんだろ?」


「そうなの、あと好きとかよく分からないけど……触れられる気がするから。 それに頑張ってまーさんに触れればユウナさんと間接的に触れ合ったことになると思うの」


「あー、うん。 そうだね」


まーさんは引きながらも受け入れている様だった。


「いいか、触りたいならユウナ本人を触ればいいだろ!?」


「それはダメなの!! まーさんと言う彼氏がいて、私は振られたの」


「……お前の痛みはわかった。 思う存分まーさんを触れ!!」


つーさんはまーさんを押し倒すと押さえつける。


茜は震えながらまーさんの肩に軽く触れる。


「触ったよ、お兄ちゃん私自分から触ったよ!! ユウナさんと間接的に触れ合えたよ!!」


「よくやった!! 今日はお祝いだ!!」


2人は、喜びながら部屋を出て行った。


1人残されたまーさんはゆっくり起き上がると少し寂しい気持ちで家に帰った。








妹の大事な話だぜ!!


私は茜ちゃんとお風呂も入る仲なのよ!!


俺も混ぜてくれ!! じゃあまたな!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ