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第32話 ソラ登場!!

遊園地以来祐樹はヘコんだままだった。


朝学校へ行く時も何も考えずただ歩いていた。


しかしそれがいけなかった。


気がついた時には学校を通り過ぎて隣の地区まで歩いていた。


呼び止められるとすでに絡まれていた。


「おい、お前その制服!? まーさんたちの学校だろ?」


「それよりもユウナ様の学校だろ!?」


「はぁ……」


祐樹には覇気がない。


「おい、お前ユウナ様は学校に来ているのか!?」


「えぇ、多分」


「じゃあよコイツを学校に送り届けながら俺たちも中に入ろうぜ!!」


「そうだな!!」


男達は勝手に決めると祐樹を連れて学校へ向かった。


祐樹はユウナと言う言葉ですでに心が折れていた。


「ユウナさんには勝てないですよ……」


祐樹は呟きながらも学校へ向かって押されていた。


学校に着くと少し様子がおかしかった。


「おい、あれってまーさんじゃないのか!?」


「えぇ」


「相手は誰だ!?」


「えぇ」


「えぇじゃねぇだろ? あれどう見ても同じ学校の制服だぞ!?」


「え?」


祐樹が顔を上げるとまーさんの目の前には見たこともないイケメンが立っていた。


「フッ、久しぶりだな」


「誰だお前」


「この僕を忘れたとは……さすが真連だ」


まーさんの本名を呼ぶと言う事は昔からの知り合いなんだろう。


「誰だ?」


「わかりません、初めてみますよ」


祐樹はだれか知らない人達に答える。


「それでなんの用だ?」


「決まっているだろ? お前の彼女を奪うために舞い戻ってきたのさ!!」


「彼女?」


「そうだ!! 彼女である桜井 ユウナをな!!」


「あ? あれか? 欲しいなら本人に言えよ」



「桜井 ユウナって言うのか、名字初めて知ったぜ」


「桜の様に綺麗だもんな」


「桜井?」


祐樹はユウナさんの旧姓を初めて知った。


「お前を倒さないと付き合えないと言っていたぞ!?」


「知るかよ。 俺は帰る」


「おいおい、僕の名前を言ってごらん!?」


「は?」


「忘れたとは言わせないぞ」


「いや、知らん」


「そんな訳はない!! 僕は君に何度も自己紹介をしたし幼稚園から一緒だぞ!?」


「へぇ……知らん」


「待て待て!! ヒントをやろう!! ヒントは園山……」


「そのやま? 知らん」


「ちょっと待って下さいよ!! そ……わかるだろ?」


「わからん」


「ちょっとは考えて下さいよ!! ソラだ!!」


「知らん」



祐樹はここまでくるとかわいそうに思えてきた。


「俺たちは常に桜井 ユウナを取り合ってきただろ?」


「いや、俺はそんな気はないが?」


「あるだろ!? 僕はようやくここまでのしあがったんだ!! テレビをつければ毎日僕が映っている!! どうだ!?」


「凄いな。 じゃあ後は告白するだけだな。 頑張れよー」


それだけ言うとまーさんは帰ろうとする。


「ちょっと待て!! ふざけてるのか?」


「至って真面目だ。 帰らせてくれ」


「ダメだ!! 誰か桜井 ユウナを呼んできてくれ!!」


祐樹達の方を向いてソラが言う。


「えっと……わかりました」


祐樹はかわいそうになり走って呼びに行く。


「ユウナさん、園山 ソラって人が来てますけど……」


「え? 彼が来たの?」


「えぇ、テレビにも出てるからって言ってますよ」


すると周りにいた女子達が騒ぎ始める。


「うそ!? 彼帰ってきたの!? いるいる!! 制服着てる!!」


「マジだ!! やっぱりカッコいいなぁ」


「惚れる、私惚れる!!」


「私妊娠した!! 彼の子出来た!!」



「あの……ユウナさんは桜井だったんですね」


「えぇ、そうよ。 それよりも行った方が良さそう?」


「まーさんは帰ろうとしていますからこのままだと彼がかわいそうですね」


「じゃあ行くわ」


ユウナは立ち上がると渋々祐樹と共に2人の元へ行った。


「ユウ……桜井さん!! 相変わらず綺麗ですね」


「ありがとう。 それで?」


「桜井さんの言いつけ通りこの男を倒す為武術を習ってきました。 また桜井さんに相応しい男となる為芸能界にも入りました」


「そうなの。 凄いわね」


「えぇ、これで僕は負けません!! なんてったって世界最強の男に習ってきましたから」


「世界最強?」


まーさんが反応する。


「そうさ、師匠こそが世界最強の男、篠田 吾郎だ!!」


「あいつか。 それならお前の負けだ。 あいつには負けない」


「勝ったことないじゃない……雪菜ちゃんの前で勝ったら惚れてくれるかもね」


「雪菜お嬢様と知り合い!?」


「えぇ、私達のお友達なの。 可愛くて優しくていい人よね」


ユウナはまーさんを見ながら褒めている。


「そうか。 なら話は早い。 僕が桜井さんをいただいて真連は雪菜お嬢様をいただけばいい!!」


「「は??」」


まーさんとユウナさんの呼吸がピッタリ合った瞬間だった。


そこへ1人の女の子が走ってくる。


「永田さん。 先生が呼んでます。 なんかまた取材の話らしいですけど……」


「あら? また? しょうがないわね、またね園山君」


それだけ言うとユウナは女の子と共に校舎に消えていった。


しかしソラには別の事が引っかかっていた。


「永田さん? ユウナが永田? 桜井じゃない? なぜだ……なぜ……あ!!」


ソラはまーさんを睨みつける。


「お前は僕との勝負を避け僕がいない間にユウナと結婚したと言うのか!?」


「いや、まだ結婚できる年齢じゃないから……」


「は!? もしや彼女の家を借金まみれにして奪い取ったと言うのか!?」


「いや、親同士が結婚してさ……」


「いやいや、待て待て。 親同士が……そうか先に親を結婚させて結婚出来る年齢になったら2人が……キープって訳か!? お前ユウナは物じゃないぞ!!」


まーさんは物凄くめんどくさそうな顔でソラを見ている。


「いいか、俺はユウナとは兄弟だ。 だから結婚もしないし何もしない。 策略も何もない」


「なに? なら僕がユウナをモノにしてもいいのか!?」


「ユウナがいいならな。 それは本人同士話し合ってくれ」


「……そうか!! そうだよな!! 真連はそういう奴だ!! いやぁ、悪かった!! 明日からよろしくな」


ソラが手を差し出したのでまーさんはしぶしぶ手を出すとソラは嬉しそうに手を握る。


「じゃあ俺は用があるから帰るな」


「あぁ、悪かった。 また明日な」


ソラはまーさんを見送ると祐樹に向かう。


「君は下級生か? 真連のパシリか? 後ろの2人組はなんだ?」


「いや、俺たちは彼を送り届けただけで……」


「そうそう、帰ります」


それだけ言うと走り去った。


「2年生の上杉 祐樹です。 よろしくお願いします」


祐樹はちゃんと挨拶をした。


「よろしくな。 今日から真連とは付き合わなくていい!! そのかわり僕の仲間になれ」


「はい!?」


「いいか、僕はこの学校を僕の仲間でいっぱいにしてユウナをゲットする!! そのために協力しろ」


祐樹は直感でソラはヤバイ人だと思った。


「いいか、ロマンスには演出が必要だ。 僕は演出を勉強する為にテレビの世界に飛び込んだ。 それもこれも全てユウナを手に入れる為だ!!」


「はぁ……」


「いいか? 明日の朝は必ず僕の後ろを歩け!!」


「何のためですか?」


「君はユウナと親交があるのだろ? そう言う連中は全て舎弟……いや、仲間にすると言っただろ?」


「そうですね……」


「明日の朝は早く来いよ。 6時集合だ」


それだけ言うとソラも帰っていった。


「マジでやばい人に絡まれたな」


つーさんがどこからか現れると笑っている。


そしてつーさんにひっつく様にカレンちゃんもいた。


「あの人はかなり頭おかしいですよ……」


「だな。 でも面白そうだから朝参加してみろ」


「嫌ですよ」


「いいから、俺たちもこっそり来るからさ」


「はぁ……」


「楽しみだな」


つーさんもカレンちゃんも帰っていった。


「ていうかまだ授業残ってますよ!!」


歩き去った2人に声をかけつつ祐樹も教室に向かった。










いやぁ、やばい奴ばっかだな


そうね、でも私達はまともよ


そうだな!! つづけ!!


けー!!

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