第22話 お食事会
ご飯を食べにいくと言っていた。
たしかに食べに来た。
アイドルがいるから個室なのはわかる。
ただなぜ最高級ホテルのスイートルーム内で食べるのか。
祐樹は緊張し味がわからない。
アイドルの女の子達も少し緊張気味だった。
「やっぱここの飯旨いよなぁ。 でも1番うまいのはお茶漬けなんだぜ」
つーさんは何回も来たことあるのだろう慣れている。
「まぁここなら写真撮られたりも無いから安心ね」
ユウナさんの動きは優雅でつい見入ってしまう。
「あの……こんな高いところ大丈夫ですか?」
エリカが緊張しながらも聞いた。
「あぁ、大丈夫。 ここ無料だから」
つーさんは気にするなと言わんばかりに答える。
「え!? 無料!? どういうこと?」
これには雅も驚いている。
「あれ? 知らなかった? ここまーさんのホテルだから自由に使っていいよー」
つーさんはデザートを楽しみに待ちながら答える。
「え!? 経営者?」
「あー、うん。 まぁ一応? そして無料ではない」
まーさんは曖昧に答える。
「まーさんさ、ホテル欲しくて親にねだったらさ造ってくれたのはいいんだけど経営者にされてさ、そういう意味で言ったんじゃねぇのにさ、最高だろ?」
つーさんは爆笑している。
「じゃあ、社長さん?」
「いや……まぁ」
まーさんは嫌そうに答える。
「だからバイト誘わなかったんですね!?」
祐樹はつーさんがなぜバイトに誘ってきたのか理解した。
「そうそう、こいつ時給とか嫌がるもん。 普通時給だよな?」
「はい!!」
祐樹とつーさんはブーブー言っている。
「あの、お金かかるなら払うよ。 なんか悪いし」
エリカが言うと雅も頷く。
「気にしなくていいのよ。 それにレディからお金取るなんて真似しないもんね?」
「レディじゃなくても取る気ねぇよ」
何故だかユウナさんはまーさんに突っかかる。
「よかったねエリカちゃん」
「え? あ、うん。 なんか悪いとは思うけどね」
「違うよ、金持ちでしかも社長。 更にお姉さんを含めた特別なプレイの数々!! 幸せそうね」
「え? あ、いや……それは……」
エリカも流石に引いた。
「ところでエリカさん? あなたはアイドルをどれくらいお続けになるつもりですか?」
「え!? わ、私は……特に考えてません」
「何故ですか?」
「アイドルってまだよくわからなくて……何が正解で何が不正解で……ファンもいなくて……歳も25歳だし……辞めたほうがいいかなって……そんなとき真連さんが来てくれて、私嬉しくて……初めてのファンになってくれて……お姉さん綺麗だし……私勝てないなぁって思って……あ!? いえ、最後のは違います!!」
恥ずかしそうに手を振ってごまかす。
ユウナは下を向いている。
つーさんはそっと雅と祐樹をとなりの部屋に連れて行く。
「あれは修羅場になるんじゃないのか? 何か偽造した写真とかないかな?」
「いやいや、きっと3人で愛し合うという特殊な展開になるかも……カメラ用意しなくては!!」
「いや、あの2人とも怒られるよ?」
「いいか祐樹!! 怒られても引けないときがあるんだ!! 名言があるだろ? いたずらをしても本気で怒られないってさ」
「いや、怒られますよ……」
「うるさいなぁ、分かったよ、祐樹は仲間外れにしよう。 2人でやってやろう!!」
「おーー!!」
2人は思いっきり手をかざしているがゆっくりと扉が開くとまーさんが顔を出した。
「何もしないでいい子にしてれば俺も何もしない。 何かしたら覚えとけよ」
それだけ言うと扉が閉まる。
「やっぱり変更、静かにあそんでよーー!!」
「そうしよーー!!」
2人は完全に心を折られていた。
「祐樹覗けよ。 俺たちは次何かしたら髪の毛一本残らずに消えるからさ」
「からさ!!」
「えー、嫌ですよ」
「そうだよな……お前まーさん派だもんな。 いいんだよ。 でもさあの2人が修羅場になったら絶対にエリカちゃん負けるじゃん? それでいいのかよ!? 友達として純粋に恋愛して欲しいんだよ!!」
「いや、つーさんには言われたくないでしょう……」
「俺のどこがおかしい? 俺はまじめに恋してるんだ」
「茜ちゃん……」
「それは妹としてしかみていない!! 安心してくれ。 祐樹が落とせばいい!! いいか今覗いてくれれば旅行プレゼントしてやるよ、2人っきりのをさ!!」
「本当ですか!?」
「あぁ、本当だよ。 さぁ覗きな」
祐樹は茜ちゃんと2人っきりの旅行を想像しつつ扉を開き中を覗く。
まーさんは何故かいなくなっていたがユウナさんとエリカさんは向かい合って座っていた。
「エリカさん、あなたはいい人だわ。私も応援したくなった」
「ありがとうございます」
エリカは頭を下げる。
「そっか、ファンを大切にする気持ちだったのね。 それをあの子が勘違いしたのね。 あぁ、かわいそうな弟」
と言いながらも嬉しそうな顔をしている。
「え? あ、いえ、男性として好意を持ってますよ? ……あ!?」
エリカは慌てて口を塞ぐ。
「あのね、アイドルとその辺のガキでは釣り合わないと思うわ。 ちゃんとした社長さんかスポーツ選手か芸人と付き合ったら?」
これには流石のエリカもカチンときた様だった。
「あの、先程から聞いていたらお姉さんは弟さんの事が好きだという風に聞こえるのですが、間違いないですか? ライバルをへらしたいのですか?」
「ち、違います!! 私は弟の事を思って……」
「そもそもあなたたちは本当の兄弟でもないし歳も同じ、その点私は年上だから彼が憧れるのもしょうがないのでは?」
「いえいえ、彼はロリコンです。 歳上は愛せません」
ユウナさんはめちゃくちゃな事を言い出した。
「ロリコンでもいいわ。 私は彼が好きなの」
「ロリコンを超えてもう妹がいたら布団に潜り込んだりするわよ!!」
「でも妹いないのでしょ? なら大丈夫です」
「妹いたら一緒の箸でご飯食べたりするわよ?」
「それは……いえ、大丈夫です」
「妹いたらお風呂一緒に入ろうとするわよ?」
「私も一緒に入ります」
「妹いたら……」
その時つーさんが泣きながら駆け込んだ。
「もうヤメてください。 これ以上ヤメてくれ!!」
「あら? どうしてつーさんが出てくるのかしら?」
ユウナさんはニヤリとしながらつーさんを見るがエリカさんは驚いている。
「俺が何をしたと言うんだ。 何もしてないじゃないか……」
「あなたがライブに誘ったんでしょう?」
「違う……俺じゃない……負けたから来たんだよぉ」
つーさんは泣きながら答える。
「負けた? 誰に?」
「格闘家の篠田さんです」
祐樹が答える。
「おじいちゃん!?」
エリカは驚いている。
「やはりそうでしたか……正確に北さんと言う人に絡まれて師範が乱入してまーさんは負けたのですが……」
「そうだったんだ……おじいちゃんがねぇ……」
「勝つまで通うみたいですよ。 それで前も山に行くつーさんについて行って熊倒したりしてますし……あ!?」
祐樹がつーさんを見るとつーさんはニコニコしていた。
「祐樹くんよく教えてくれた。 僕はこれからあのヤローをぶちのめしてくるよ。 彼はどこに行きましたか?」
「もう戻ってくると……」
その時扉が開きまーさんが入ってきた。
「どうした?」
「キェェーー」
つーさんは訳の分からない悲鳴と共にまーさんに飛びつくと顔を固定する。
「何があったんだ!?」
「お前俺のデートつけたらしいな……殴ってやろうか!?」
「悪かったよ、ただ羨ましかっただけだ」
「なんだそうか……俺が悪かったよ。 俺だけ彼女いて辛かったんだな。 さぁ立て、そして2人が抱き合う姿を見ておけ」
つーさんが手を差し伸べるとまーさんが掴まる。
「これこそ友情ね」
と雅ちゃんは言っているがまーさんは立ち上がると見せかけてつーさんを倒し馬乗りになる。
「へぇ、熊すら倒せない、記者に写真撮られる、どこまでマヌケなんだよ」
「記者が写真撮っていたのか!?」
「気が付かないほどイチャついてたな。 俺がカメラ壊したからいい様なものを……」
「そうだったのか、やっぱり持つべきものは友だな」
こいつら馬鹿なのかと祐樹は真剣に思った。
「さぁ立ち上がれ。 手を貸す気はないがな」
まーさんはつーさんからどくとつーさんはゆっくりと立ち上がる。
「助けてくれたんだってぇ」
「そうなんだぁ」
「「うふふふふ」」
つーさんと雅ちゃんの2人で盛り上がっている。
「つーさんって基本ドMですよね……」
祐樹はつい言ってしまう。
「違いますーードSですーー。 でもドSが行き過ぎてドMに見えるだけですーー」
「いや、それドMですよね?」
「違いますーー」
「はぁ……」
祐樹は呆れて何も言い返せなくなった。
つづく!!
つーくん!!
明日からスパナチュを見始めます!
さらにff14の体験版やってみます!
更にモンハンワールドも6日からやります!!
キングダムハーツ3?
あと忘れたけど積まれているゲームたち。
それに今度届くであろう全身キムタクゲーム!!
更に更にからかい上手の高木さん!!
からかわれたいですね。
仕事? 睡眠?
休みが欲しい……




