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第18話 握手会

じっと待っている。


握手会ははじめての経験だった。


私の名前は 篠田 雪菜 25歳。


今ルシフェルというアイドル活動をしている。


しかし握手会をやるというのになぜ誰もこない?


普通サクラでもいいから用意してくれるでしょ?



ほかの女の子には沢山のファンがいる。


みんな10代で自分は20代だ。


だが握手会に来てる人の大半は30代以上……許せん。


もう始まってからずっと溜息である。


そもそもアイドルになりたいわけでもなかった。


ただ近所に住む女の子に勝ちたかっただけだった。


「私どこも病んでないし……」


下を向くと涙が出そうになる。


そんな時にあなたは現れた。


歳下なのはすぐにわかった。


気配を感じて顔を上げると男の子が立っていた。


どこからどうみてもファンという感じではない。


目に至っては殺人鬼か何かかと思うくらい怖い。


しかし彼は黙って立っている。


私は震えながらも手を出す。


「なぁ、あんた泣いてたのか? いやぁ、でも来ない方がいいだろ? 手なんか触りたくないだろ?」


「そんな事ないわよ。 応援してくれてるんだなぁって嬉しくなるもん」


「そっか。 まぁあれだな、自己満だな」


「違うわよ!! 評価されるって事なのよ。 あなたファンじゃないわね?」


「負けたからこれからはファンにならなきゃいけないんだよなぁ。 困った」


「負けた? ……もしかして北さん?」


「そうそう。 負けちまったよ」


男の子は笑いながら答える。


「それでなんで私のところに並んだの?」


「一番空いてたから」


「……ですよねぇ」


「名前は?」


「え!? 篠田 雪菜……あ、ちがっ!! 私はエリカよ」


慌てて言い直す。


「お前バカだな」


「内緒にしててね、最近はすぐにSNSとかで広がるからさ……」


自分のミスを悔いた。


「まぁ、興味無いしな。 でも2人だけの秘密ってなんかいいな。 よし俺がファンになってやるよ」


男の子は手を差し出しながら言った。


「……ありがと、名前教えてよ」


「真連って言うんだ。 よろしくな」


「まれん!? へんな名前」


「ほっとけ」


彼は手を離したあともしばらくいてくれた。


そこへ真連と同じくらいの歳の男の子2人が歩いてくる。


「おーい、まーさんもいたのか。 おっ!? 可愛らしいお姉さんじゃん!? 祐樹握手して貰おうぜ」


「はい」


2人も握手してくれて合計3人になるがその後も3人がいてくれたお陰か人が並び始めた。


「ユキナ、頑張れよ」


そういうと真連は立ち去った。


「……ありがと」


その後は笑顔で対応していた。










「なぁ、ところでなんでこんなところに来たんだ?」


「いや……それは……」


つーさんの質問にまーさんは答えようとはしない。


「あれは相手が狡いんですよ!!」


「負けたな」


つーさんは嬉しそうに言うがまーさんは何も答えず祐樹の頭を殴る。


「痛いじゃないですか!!」


「お前が悪い」


つーさんは笑いながら注意する。


「勝つまでは毎回イベントには来る。 約束だからな」


「それでどこのどいつにやられたんだ?」


「ここからすぐ近くの道場の……」


「おいおい、それは師匠も出てきて負けたのか?」


「あぁ、そうだが?」


「彼は強い。 おそらく世界でもトップだと思う……てか有名人だぞ?」


「ならあいつを倒せば世界最強に近づくわけだな」


まーさんはやる気に満ち溢れていた。


「いやぁ、無理だとは思うけど……うん、まぁ次行くときは付いてくさ」


つーさんはまーさんが負けると思うと見たくなったみたいだった。






短い? うーん。 つづく!!


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