表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女の呪いと眠りの少女  作者: くらりん
眠る少女は目覚めない
1/10

そして少年は

今思うと馬鹿だったんだろう。

俺はあの少女を助けたいと思った。それが問題だって気づかない時点で狂っていた。

せめて、この手を使ってでもと思ったのだが……これはどうやら俺が死ぬだけだったらしい。

少女は始めから目覚めないんだ。



「一ノ咲先生。貴方に頼みたい仕事があるんです」

俺は医者だ。いいや……今は医者ではないのか。

「ドイツの方にですね………」

始めからおかしな話だと気づけなかった俺がわるいのだ。

「研究所の施設は完備。貴方のための病院のようなものです」

眠り続ける少女の病気を治すという内容だった。

「わかりました。引き受けます」

そう言うのを院長は知っていただろう。俺が返事をしないわけがないと………

医療大国であるドイツにたかだか日本国内で名の知れている程度の医者を呼ぶわけがなかった。ようは俺は嵌められたらしい。

その施設に確かに眠り続ける少女はいた。だがその少女を治すまで俺がその施設から外に出ることは出来なかった。

つまり院長は自分の息子に病院を継がせたいらしく俺のような奴は邪魔者らしい。迷惑な話だ。

まあ俺としてもこのまま閉じ込められたままというのは困るので少女の体を調べつくして早3年といったところか……全く異常が見当たらないのだ。脳に異常はなく……もちろん神経もつながっている。異常がない。異常なほどに……

そんな少女と俺の話だ。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ