表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/7

恋愛中毒

由紀 ねぇー将斗聞いてょーこの前話した

彼、やっぱり私の事、友達としてしか見て

ないよ。 昨日、御飯行ったんだけど

帰りに何処も行かずに送ってくれて終わり。

帰り際に楽しかったよーなんて言ってたけど絶対嘘だよ。楽しかったら少しでも長く居たいでしょー。

私、怒れちゃってラインでサヨナラって入れたの、、、


そしたら、、、うっ、、うっ、、、


うわーん、、、


将斗 、、、面倒くさい。もう電話切ってもいいのかな?、、、でも突然切ったらおこるよなー、、、



ブチッ、、、えっ、、、由紀の奴電話切りやがった!なんて奴だ。こっちが我慢してるのに、、、まぁいいや。他人の色恋沙汰なんてどーでもいい。



プルルル、、、由紀だ。



ごめんねー私泣けてきちゃって思わず電話切っちゃった!


でね、彼からのラインが入って、わかった。

サヨナラ。

、、、だってー!

私の事大切だとか、守りたいとか言ったクセにあっさりサヨナラよ!

嘘つきー。


将斗 由紀。多分彼は嘘つきじゃあないよ。

きっとその時は本当に大切に思ったんだ。

そして、その時サヨナラって思ったんだ。

恋愛なんて価値観の押し付けだから好きになった方が相手の価値観にあわせるんだ。

合わせられなくなった時はサヨナラの時だ。

積み上げた時間はあっさりと崩れ去る。

きっと直ぐに新しい出会いが待っているよ。



由紀、、、将斗、、、会いたい。


将斗 由紀勘違いするな。今、自分が傷付いてその傷を癒したいが為に誰かを好きになろうとしない事だ。彼との楽しかった時間の分だけ辛い時間は存在する。

精算の時なんだ。

彼の事を考えても心に波風が立たなくなるまで耐えるんだ。止まない雨はない。

傷ついた女心につけこんで優しくする男は沢山いるけど騙されんなよ!

俺に出来る事はここまでだ。


由紀 、、、わかった。ありがとう。




電話を切ってから俺は自分の中で誰も好きにならないというなんの根拠もない自信に溢れていた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ