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面倒くさい。

恋愛なんてしたくない男女の心模様。

傷を癒すのが愛ならば傷を付けるのもまた愛。

人を好きになるとは諸刃の刃なんだ。

なあ将斗。総務のみどりちゃんいるだろ。

営業三課の山本部長とできてるらしいぜ!


同じ課の竹中だ。恋愛大好き人間だ。


えっ、、、「まじ?」

不覚にも少し驚いてしまったが正直どーでも良い。



しかし、みどりちゃんもヤルねぇー45才だったよなー。結婚はしないが恋愛に生きるタイプだなぁー あのタイプは別れる時大変だぞー。 「捨てないでー」ってすがるタイプだ。



竹中はその話題で30分休み無しに話し続けた。


ピロリン、、、ラインだ。

同期の宮下由紀だ。こいつとは、馬が合う。

気兼ね無しになんでも話せる。


(将斗今晩、御飯付き合って〜相談あり!

奢るからさぁー)


、、、まぁいいか。暇だし。





由紀 でね。三日に一度は来てた頑張れメールが最近全く無いんだー。ひょっとして彼は私に飽きたのかなぁーでもHはまだしてないし男だったら飽きるのは一発やった後でしょー。

逆に私の事が好きになり過ぎて少し距離を置こうとしてるのかなぁー。

もし、そうなら直ぐに連絡しないと終わっちゃうよねー、、、

ねー将斗どー思う?、、、男心教えて!



俺は、こんなどーでもいい話を一時間くらい聴いている。こんな話ならアプリのレベル上げの方がよっぽど集中出来る。

ここは、バッサリ切ってやるか。


将斗 「好き同士なら何もしなくてもお互い引き寄せられるさ相手は自分が思っている程こっちの事思っていないよ。良く言う友達ってやつさ」


由紀 「はぁ〜?何言ってるの私達の事なんて何も知らないクセに!私の事大切だって言ってくれたんだよ!

やっぱり将斗じゃあ駄目だ!女心がまるで解ってない!」


ピロリンー 由紀のラインだ。




由紀 「じゃじゃーん彼からライン来ましたー! ほらやっぱり私の事が好きなんだょー

今日は私の奢りだから好きなもんどんどん食べてー」



俺は今日改めて思った。やっぱり女は面倒くさい、、、こんな生き物はこの先好きになれる訳ない。


由紀を送った帰りのタクシーで夜のネオンを見つめながら前に別れた彼女の事を思い出していた。

本当に大好きだったんだ。

彼女には別に男がいて俺にばれた時の言い訳が凄い、、、


将斗の事が好き過ぎて振られる事が怖かったから、いつ振られても大丈夫な環境でいたかったの、、、



俺は目を瞑ると小声で呟いた。


バカじゃねーか。あの女。




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