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詩集⑥

タイトル未定

作者: 無個性人間

くだらない罵言雑踏の中で

今日も誰かが何かを諦めて

この世界から消えていくのでしょう。


夢や希望、温かな笑顔など

もう彼には残っていないのでしょう。

彼に残るのは冷ややかな視線と

傷つけられた過去なのでしょう。


溢れ出て、止まらない疑問。



『もう死んでもいいでしょうか?』



答えを教えてくれるものは



もう居ないのでしょう。



夢や希望、愛情を注ぐ相手を


彼も私も求めていたのに。


繰り返す無機質な日々の中で

『存在の意味』を教えてくれる人など

本当は元から居なかったのでしょう。


それでも彼が生きていくのは

『まだ誰かが愛を注いでくれる』と

どこかで信じているからなのでしょう。


それでも私がこの世界から消えてしまったのは


『彼は本当は幸せだ』と


知ってしまったからでしょう。




タイトル未定のこの物語ウタ


誰かの心へ届くことを



私は、祈っているのでしょう。




感想、アドバイスなど頂けると幸いです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 人生の悲しみを率直に描いている作品ですね。胸にすっと入ってきます。 [気になる点] >それでも私がこの世界から消えてしまったのは この一文を読む限り、詩の全体は死者の視点から描かれている…
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