表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

2000字ポエム

ただ涙流すだけ

作者: 敬愛VSあおの戦士

コラボレーションです。僕が主導しましたが女性の艶やかさが随所に見られるかと思いますので探してみて下さい。

君と再会した泉には精霊が宿ると言う僕らは白くてそして黒かった心の奥に凛と咲いていた死にたいという花が頭をもたげだす祝福の日一面の青と緑を見つめていたのに見つけられずにいた僕が君を許せば運命の車輪が回り出すだろう僕の心も君の心も死ぬだろうどうすれば信仰などという枷を引きちぎる事が出来るのか君が処女のままであったなら智の名の下に支配したその者は影であり光であった僕と君は逢瀬を重ねているが僕はまだ君の手を握った事も無いのだ神に背くつもりなど毛頭なくただ真剣に愛し合っているのだただ感動をくれこの錆びついた心を虹色に輝かせる魂の歌を僕は心震えたいいつでも歌が僕を救ってくれるこの頬を涙で濡らすくらい強く響いてくれ生きてある事の力強さ少年の頃のような純粋な心を白痴とか無垢と呼ばれても負けない傷つけない優しい心持ちにしてくれる歌を僕は探して旅をするラクダに乗った行商人とか街人の伝承の歌を弱虫の僕を勇気づけてくれる旋律で雨降りのオーケストラ雲の動き太陽が笑い月が泣く旅人にふさわしい襤褸を着ている僕を何も持っていない僕を見捨てないでくれ僕の好きなメロディーで悲しげにハープを奏でてくれ僕はその音を聞きたい恋などくだらないと初めから決めつけているかのように様に人々は他人の恋を笑う僕がアポロンで君がコロニスなら誰にも知られてはいけない真実の名で呼び合うのに今の僕には君を抱きしめる資格などないただ涙流すだけだった強くなりたいそう思ったのは16独りで生きてやるそう思ったのが17道に迷ってくじけそうになったのが18僕は何にもなれそうで何にもなれない悲しい存在なのか人生とはなんてそんな難しい事僕に投げかけて来ないで恋だけが全て愛だけが救いそう信じ行動を起こしたのが20君を守りたいただそれだけを願っていた僕は思い出す幼い頃君と交わした約束お互い自分の夢を叶える事が出来たら結婚しようね夏祭りの喧騒林檎飴舐めながら歩道で君とほの暗い電灯の下で約束した「ねぇ君の夢は何?」今でも答えが出ないままあああの頃に戻りたいよ今は全てが絡まって赤い糸さえ見えない夢の世界を支配する獏は眠りこけていて銀河を支配すると言うクジラは方向音痴で道に彷徨う楽しい事だけ楽しい事だけしたいよそう思ってもあの日には決して戻れない夕焼けが綺麗で言葉を無くす僕の夢って何だったのかなって聞いてみたいよいつかの僕にそうやって間違えながら進んでいくのが人生さと悟りを開いた気でいたけど段々歳を重ねるにつれて我が身のみかわいらしく君さえを見失ってそれでもいいさなんて強がっていた公園のベンチで寒い冬鳥が「お前は寂しそうだな」と囁く「空を飛べたらな……」鳥は「そんな気持ちいい物ではないさお前にも何時か分かる生きている物は皆等しく命題を抱えてそれを達成するために生きていくそして皆何時かは死ぬのさ水を掬うように微かに濡れた手の平に残った銀の欠片を握り締めてな」そう言って飛び去って行く鳥の姿は桃色の空に美しくあっという間に帰って行った自分の存在を考えるのは決して悪い事じゃないけど僕は物事とは追及しても決して真実の知を得る事は無い人と人が決して一つになれないように誰にも平等な事とはそこでどうしても結論が出ないポーラスターが輝きだす頃冷たいアスファルトの上で凍えていた僕はただ涙流すだけただ涙流すだけ君と再会した泉には精霊が宿ると言う僕らは白くてそして黒かった心の奥に凛と咲いていた死にたいという花が頭をもたげだす祝福の日一面の青と緑を見つめていたのに見つけられずにいた僕が君を許せば運命の車輪が回り出すだろう僕の心も君の心も死ぬだろうどうすれば信仰などという枷を引きちぎる事が出来るのか僕ら一度きりのレースを戦っているんだ君を守るために理論で武装し肉体を鍛え君を守るため……でもそれが真実ほんとうなのかそれとも虚構うそなのかまだ僕には分からないみたいで子供でも大人でもひかりという感情を持っているし憎悪きもちわるいという感情を持っているのかもしれないと思うと君に会いたくて仕方なくなる僕がアポロンで君がコロニスなら誰にも知られてはいけない真実の名で呼び合うのに君はもうここにはいない僕の前にはいない君に会いたいようで会いたくないそんな独り旅でも独りじゃないなぜなら僕の中に君がいるから君の中で僕はどんな存在なんだろう君はいま何をしているんだろうそう考えながら旅をする独り独りどこまでも続いていく旅終わりは君と再会する泉そこまで行けるかどうか分からないそれを思って涙するただ涙する今の僕は何歳だろうセンチメンタリズムに陥る僕は何歳だろうああ君が欲しい君が欲しくてたまらない君をどうにかしてしまいたい君はどこにいるんだろう会いたいよ永久の時が流れても愛の形は決して砕け散る事はないさ君という存在を探し続けるよそれが僕の宿命で旅路だから


読了お疲れ様でした。読み辛い事と思いますが仕様なのでご勘弁を。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点]  こんにちは。タケノコです。またもや。  本作を拝読しました。それは幻想的であり夢の中に入り込んだような錯覚に陥りました。素晴らしい文章は映像に一変するんですね。それは揺れる心を見せてく…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ