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悪魔ノエル

悪魔ノエルは魔王イヴに溺愛されすぎて困っている。両片思いみたいなお話。

 悪魔ノエルは魔王ビュッシュに命じられて人間界に修行にやって来た。ノエルはビュッシュが大好きなので、人間界への修行は離れ離れになるのでためらった。しかしノエルは十八歳になる。丁度修行の時期だ。涙を飲んで、ノエルは人間界へと脚を踏み入れた。



 魔界にいた頃は、悪魔イブは魔王ビュッシュの秘書として働いていた。ビュッシュは年齢が一五〇歳になるそうだが、見た目は二十代後半の爽やかな男性といったところだ。紫のアメジストの髪と瞳が堪らなくセクシーだ。対するノエルは輝く紅い髪と瞳で皆を虜にした。角度によってピンク色にも見える髪と瞳は美しく、密かにビュッシュをも虜にしていた。



 大好きなビュッシュと離れて人間界で修行するのは辛い。イブは悪魔の象徴である角を人間界では魔法で隠した。角は魔法の力の強さを表している。まだ未熟なノエルの角は小さく、可愛いらしかった。



 対する魔王ビュッシュの角は、大きく膨大な魔力を持つ者としての強さを表していた。ノエルもビュッシュのような力強い角に憧れていた。その為日々の修行は欠かさなかった。魔法のセンスの無いノエルは、寝る前にこっそり屋敷の中庭に行くと、魔術の練習をしていた。しかし失敗して、ボヤを起こしたり、魔獣を召喚してしまったり、おっちょこちょいが過ぎていた。



 そんな悪魔ノエルが人間界に修行の時期になったのだ。悪魔の幹部や年寄りたちは大騒ぎだ。



 「人間界で騒動を起こすに違いない」



 「なにかあってからでは遅い」



 大人たちは大げさに騒ぎ立てる。魔王ビュッシュは悪魔ノエルを信頼できる秘書以上に大切に思っていた。ノエルが小言を言われていると、思わずムッとしてしまう。



 「そんなに信頼できないなら、私が共に修行に立ち会おう」



 ビュッシュは周りの反対を無視して、ノエルの修行に付き添うことにした。


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