会長の誘い 2
「俺達が、配信者……?」
「本当にできるんですか!!?」
2人の動揺をよそに、星奈は冷静だった。
「そう、2人と一緒に配信活動をしていきたいと思ったの。まだ学生という立場上、中々自由に動くことができない中で少しでも自分の活動にプラスになるように生徒会長になった。そして、生徒会長になったおかげでこの学校の教職員の人達が私達学生の活動に寛容ということを知ることができた。この場所もその賜物。だけどね?さすがに後1年でで私がこの学校を卒業した後はこの部屋はまた使われなくなってしまう。そんなことを考えていた時に2人を見つけたの。……2人には配信者としての、私と同じ『Vtuber』としての資質があると思ってる。だから、ね?私は2人なら本気でこのVtuberというまだ未開拓の世界を切り開いていけると思ったの」
想像以上に本気で熱量のこもった星奈の言葉に、何も言えなくなる2人。いや、2人ももちろん熱量は持っていた。だけど、それを遥かに凌駕する熱量を当てられると、本当に自分達で大丈夫なのかという不安に駆られていたのだ。
そんな中でも先に声を上げたのは、蒼司の方だった。
「俺達はただ配信者が好きなだけで、配信者がなんたるかなんて理解してないし、Vtuber?っていうワードすらあまりピンと来てないんですよ?そんな俺達に、本当に資質があると言えますか?」
「それは、私の女の勘?」
「……そんな自信げに言われると俺としては信用してみようかなって思っちゃうっすね。天星ステラが見ている景色を俺も見ることができる、それって面白いと思うんで」
一歩前に進もうとする蒼司。その手を、今までずっと黙り込んでいた陽菜が掴んだ。
「……私もやる!!Vtuber、私も一緒にやりたい!!」
陽菜の目はキラキラとしていた。さっきまで悩んでいたのが嘘かのように。
「2人とも、いいの?誘っておいてこんなことを言うのもおかしな話だけど、楽な道のりじゃないよ?」
「大丈夫っすよ?やると決めたからには徹底的にやるって決めてるんで。俺も楽しくなってきましたし?」
「私も楽しみです!星奈先輩と一緒にやれるの、ワクワクしてます!!」
「2人とも……ありがとう!!これから、3人で頑張っていこうね!!」
「「はいっ!!!」」
これが、3人でのVtuber活動の始まりである。
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