いじめ
いじめ
また1人の
尊い命が失われた
原因はいじめ
TVは報道する
なぜ死んだのか
なぜ相談しないのか
死ぬ勇気があれば
生きてゆけるのに
無責任な
ゲストコメンテーター
彼らのような人間が
いじめ社会の推進者となる
いじめられる子にも責任があるが
と前置きをしながら
いじめっ子を怒る先生や
私達は最大限の努力をしました
といいきる校長達
いじめっ子達は
自分の犯した罪の重さを
決して気づくことはない
赤信号みんなで渡ればこわくない
そんな皮肉が
ぴたりとあてはまる社会の中
いじめっ子が10人いれば
いじめの罪は10分の1になると
思っている
いじめられたくないと
見て見ぬふりをする
そんな人達は
いじめっ子と同罪だと
犯した罪すら
気づくことはない
いじめられっ子は
不器用で信じれる人を見つけられず
必死で頼れる相手を探しながら
1人苦しみを背負う
出口を見つけられず
孤独な魂は包まれることを知らず
行く場のない想いは愛されることを知らず
1人どうすればいいのだろう
そしてまた1人の
尊い命が失われる