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詩*海辺にて*

海で、君と

作者: a i o

海を見ている君の後ろ姿が好きだ

引いていく波のように

どこまでも遠くなっていく

君の鼓膜に響く波の音を

ふたりイヤフォンを分け合うように

聞けたのなら

どんなにか幸せだろう

瞬きをするたび

海と同化していく君

きっと手を繋いだところで

僕の手のひらをすり抜けていくのだろう

切なさばかりで君を愛していたのなら

この夕陽はもっと美しいはずなのに

僕は単純に夕陽に色を当てはめてしまって

砂浜に寄せられた

幾多のちいさな死骸に

僕らは気づかずに

各々の生を揺らすばかりだけれど

君の見た海を僕は好きになる

そんな確信の中

僕は生きていたい

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