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少し、おかしな部分があるかもしれませんがご了承ください。
ちょっとキャラが迷子になってると思います。
「だから?」
そう言ったのは奈々。意味がわからないと言いたげな表情だった。
柳の方もチラリと見てみると、あたふたしていた。二人を止めようとしていたんだろう。
てか、だから?って言われると思ってたけど本当に言われるとは…続きを考えてないのに!
「あー、いや、その……母親の名前紹介だ」
……馬鹿なこといった……。
『ぷぷぷ……母親の名前紹介……ぷぷぷぷ』
……むかつく…!
「はい?そんなの求めてないんだけど」
ですよね、知ってます。
スゲー恥ずかしい思いしかしてねえ…!
と、顔が赤くなるのを感じたとき、トンっと前に少女が降りた。
そして、俺の頬に少女の両手が伸びる。
そして、ジッと見つめられ、俺の心臓は大きく波打っていた。
…な、なんだ?
ジッと見られ、そう思った矢先、急に抱きしめられた。
「キャー!華月の子供だー!」
そう言って、抱きしめる力を強める。
え、なんかうまくいった…のか?
「あ、えっと……ちょっと探している人がいるのでついてきてほしいんですけど……」
急に抱きしめられたことに少し混乱しながらそう言った。
「ん?いいよ?ついていこうじゃないか~」
え、なんか簡単に承諾を得てしまった……。
てか、なんか思ってた第一印象とのキャラが違ってきてるんだが……
「あなたさっき行きたくないって言ったじゃない!」
そう言ったのは奈々。すこし怪訝な表情も混ざってはいるが、その顔は怒っていた。
だか、少女は
「知らない人と行くのは怖いって言ったの。知ってる人がいるなら行くわ」
と飄々としていた。
奈々は苛立ちを見せたが、深呼吸をしたあと、冷静にこちらを見た。
「…それじゃあ、ついてきてもらいましょうか。……あと、そろそろ離れたら?」
そう言って、冷たい目で俺と抱きついてる少女を見る。
「お前に関係ないだろ?まぁ、歩くのは少々困難か。離れよう……」
名残惜しそうに俺から離れた。
「えーっと、じゃあ行く……か?」
最後に疑問形になったのは、奈々の顔が恐ろしく怖かったので疑問形になってしまった。
「そうね、とっとと行きましょう」
奈々はこちらに背を向け、ズンズンと歩いていく。
「え、お、おい……」
そう言って俺も奈々のあとを着いていく。と、これまで何の活躍もなく、完全に忘れていた柳があとは任せろと言って、奈々のところへ小走りに行った。
……なるほど、こういうときこそ恋人が大活躍するのか。
『んー?もしかして羨ましいのかー?』
そんなわけねーだろ。別に恋人なんていらねーし。ちょっと恋人らしさが出てて羨ましいとかねーし。あれ、目から水が出そう。
『まぁまぁ、お前には俺がいるだろ』
ハートが出そうな声色で龍はそう言う。うるせぇ、お前を恋人の代わりなんて気持ち悪くて無理だ。
『えー?ひどーい』
棒読みで言われてもなにも感じねーよ。
っと、奈々にどんどん離れてってるな。早くいかねーと。
「なぁ、華月の子供」
……
「俺の名前は龍牙。龍牙って呼んでくれないか?」
華月の子供っていう呼び方はさすがに……
「ふむ、では龍牙。聞きたいことがあるんだが」
「なんだ?」
俺は少し早歩きをして、ちらりと少女を見た。
……そういえば名前知らねえな……
「華月はどうしてるんだ?」
俺の顔を愛おしそうに見ながらそう言う。
「あー、いや、知らない。会ってないし、あんまり記憶がないんだ」
少し視線をそらしながらそう言った。
「そうなのか……」
少し残念そうな顔でそう言う。
「あ、そういえば、お前の名前はなんだ?」
話題をそらそうと俺は気になったことを聞いた。
「私の名前は友田凛香。魚人と人間の間に生まれた半妖だ」
ニッと少しイタズラっぽい笑顔で彼女は言った。
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