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「GW~3~」

【GW~3~】


まさか、こんな事になるなんて・・・・・


雑貨屋について行かなかっただけでこんなことに・・・・・


理不尽だぁぁぁぁぁぁ!!!



「光、ボーッとしてないでジュース買って来てよ」


「はい・・・・・」



そう、俺は今・・・・・


瑞希の奴隷となっているのだ!!


嫌だよぉぉぉぉぉ!!!


こんな仕打ちがあるって知ってたら

ついて行ったのに・・・・・


知らなかったばっかりに・・・・・・


逃げたい・・・・・



「光、サッサと行くッ!!」


「アィアィサァ~・・・・」



ううぅ・・・・


こんなGW嫌だぁぁぁぁ!!


『GW』っていうのはもっと楽しい休日のはずだっ!!


なのに何で俺は奴隷なんて・・・・・酷すぎるッ!!!


俺の、俺のGWを返してくれぇぇぇぇぇ!!!



「光、早く行かないと殴るよ」


「い、行ってまいりますッ!!」



俺は急いで部屋を出た。


なんか知らないけど瑞希が「違う部屋だと不便だ」と言って

部屋を交換させた。


武蔵は瑞希の迫力に圧倒され

今は、義紀と同じ部屋だ。


何というかとばっちりを受けた武蔵はご機嫌斜めだった・・・・


後で俺、シメられるかも・・・・・


って、武蔵!!


武蔵がこっちに来る!やばい、やばい、隠れるところがない!!


俺、ピンチ!!!



「光樹」


「な、なんですか?」



武蔵の奴めちゃくちゃ怒ってるよ・・・・


目が恐いよぉ~


俺、殴るんじゃなくて義紀を殴ってくださいよぉ~


※最低だ・・・・ by作者


そうしないと、俺殺されるんだもん!



「光樹、お前も大変だな」


「えっ?」



なんか、武蔵が優しい・・・・


変だ!!絶対、変だ!!



「お前も瑞希の気持ち少しは考えろよ」


「ほぇ?」



なんだ?今日の武蔵は変だ。



「そうしないと、他の男にとられるぞ」


「な、なんで?」


「はぁ~、お前ってやっぱりバカだな・・・・」


「その哀れみの目はなんだ!!」


「後で俺の部屋に来い」


「えっ、あっ、うん」


「んじゃ、待ってるぞ」



そう言って、武蔵は行ってしまった。


さっき言ってたことはなんだろう?


まっ、後で教えるって感じだったからいいか!


それよりも早くジュース持って行かないと

瑞希に怒られる・・・・・



俺は急いで部屋に戻った。



「瑞希様、ジュースはこれでいいでしょうか?」


「ありがと」


「いえいえ」



はぁ~、なんで俺が瑞希に『様』を付けて呼ばないといけないんだ!

しかもタメ口使ったら処刑されるっておかしいだろ・・・・



「瑞希様、武蔵の部屋に行ってきます」


「いってらっしゃ~い。帰りにお菓子買ってきて~」


「はーい」



ったく、瑞希の奴・・・・


帰ったら一発、殴ってやる!


あっ!でも、そんなことしたら倍で帰ってくるな・・・・


よしっ!やめようっ!!

やっぱり、暴力はいけないよね!!


※お前、ホントに主人公か? by作者


しゅ、主人公だよ!!


どんなに情けなくても俺は主人公なんだ!!



おっ、考え事してたら武蔵たちの部屋に着いちゃった。



「おーい、武蔵ー」


「おぅ」



俺は武蔵を呼んで鍵を開けてもらい部屋に入った。



「光ちゃん、瑞希ちゃんが不機嫌な理由を教えてちょ!」



なんで義紀はいきなりそんなことを聞くんだ?



「嫌だ」


「なんで!?」



そんなの、いきなり聞いてきたからだ。


俺も面倒くさいのは嫌いなんだよね・・・・



「光樹、俺は知ってるぞ」


「な、なんで?」



なんで、武蔵が知ってるんだ?


あそこには誰もいなかっったはず・・・・


まぁ、たこ焼き食ってたからわかんないけど・・・・


ってことは、武蔵があそこにいたのか!?


最悪だ・・・・・



「武蔵、もちろん俺ちゃんに教えてくれるよね?」


「えっ、なんで?」


「ひ、酷い・・・・」



あれ?義紀に言わないんだ・・・・


んじゃ、いいや!!



「光樹、このままだと他の男にとられるぞ」


「このままって言ってもねぇ・・・・」



俺が奴隷のままってことだろ?


そんなの俺が嫌なんだから

長い間続くとは思わないからなぁ~



「光樹、今しかないぞ」


「なにが!?」



えっ!今の話しの流れで

なんのチャンスのことをいってるの!?



「なぁ、義紀」


「うん」



義紀にまで伝わっているのか!?


なのになんで俺にはわからないんだ!!


義紀以下なんて絶対嫌だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!



「光!!」


「はいぃぃぃぃ!!」←(光樹の怯えた声)


「「瑞希!!」」←(武蔵と義紀の驚いた声)



な、なんで二人は恐くないんだ?


普通、瑞希が来たら殴られるから恐いだろ・・・・


※お前だけだよ by作者


そうだったのか!!


だから、二人とも驚くだけなんだぁ~


って、納得してる場合じゃない!!


俺は瑞希に殴られるから逃げないと!!



「光、どこ行くの?」



見つかったぁー!!


逃げようとしてるの瑞希に見つかっちゃったよ・・・・・


どうしよう!



「光、ちょっと来なさい」


「・・・・はい」



俺達は武蔵たちの部屋を出て

今は廊下にいる。


ってか、瑞希の奴、完全に怒ってるよー!!


俺、死ぬ可能性あるよー!


まだ死にたくないのにぃぃぃぃぃ!!!



「光」


「はいっ!!」



やばい、声かけられて慌てて返事したら声裏返っちゃったよ・・・・



「光、なにそんなにビクビクしてんの?」


「俺ってビクビクしてるように見えるか?」



もし、そうだったら瑞希に怒られて・・・・・死ぬ!?


い、嫌だ、嫌だよぉぉぉぉぉ!!



「ねぇ、光」


「なに?」



もしかして、殴るの?」



「私のこと好き?」


「ほぇ?」



いきなり何を聞いてくるんだ?


そんなの・・・・



「す、好きだよ」


「そっか、じゃぁ、キスして」


「ッ!!!」



な、なにを言い出すんだ!?


キ、キス?


み、瑞希とキス?


ダメだ!!恥ずかしくて頭が爆発する!!


ってか、想像しただけで・・・・・


(想像中・・・・)


緊張感MAX!!!


やばい・・・・めちゃくちゃ緊張してきた・・・・



「光?」


「にゅぁ、にゅぁに?」←(な、なに?)と言っている


「何語!?」



やばい・・・緊張してまともに話せない・・・・


瑞希も変な目で見てるよ!!


なんかどんどん緊張してくる!!



「光」


「ッ!!!」



その時、唇に柔らかい感触を感じた・・・・・


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