「GW~2~」
【GW~2~】
あの後みんなでロビーに集合して
どうするかを考えた。
「まぁ、妥当な所だと大阪城じゃない?」
う~ん、大坂城かぁー。
哲也って自分が行きたいから提案してるからなぁ。
だって、なんかつまらなそうなイメージがある。
「適当に商店街に行って買い物するっていうのは?」
おっ!義紀がいいことを言ったゾ!!
「俺、賛成!」
だって、それなら適当に歩いていても
楽しいじゃん!!
結局、みんな哲也の意見は採用せず
義紀の意見を採用した。
哲也が軽くショックをうけていたが
みんなは気にせずに商店街へと向かった。
「「「おぉー!!」」」
ついに俺達は商店街に来たんだ!!
まぁ、ちょっと、聞いてよぉ、義紀が商店街に行く道間違えちゃってさ~
ありえないくらい長い時間商店街を探してたんだよ。
義紀に道案内をさせた俺らも悪かったのかもしれないよ?
でもさ、一番最初の十字路で正反対の道に行くってどうよ?
ありえないでしょ?
そのぐらい義紀は方向音痴なわけだよ。
「さて、やっと商店街についたんだ。思いっきり遊ぶぞ!!」
俺はとりあえず近くにあった
たこ焼き屋で、たこ焼きを買った。
美味い!!
長い間歩いてて腹減ってた俺には
最高のたこ焼きに思えた。
「光、食べてばっかじゃない!」
「だって、腹減ってるんだもん」
瑞希に呆れられた。
何故だ!?腹が減った時には食べる!!
これ普通じゃない?
なのに、なんで瑞希に呆れられなきゃいけないんだっ!!
だいたい瑞希だって片手にたこ焼き持ってるじゃんか!!
「光、食べ終わったらあそこの雑貨屋さん行こ」
「一人で行けよー」
俺は、まだ食べたいんだよ。
ん?あそこにあるらーめん屋美味そうだな・・・・
行ってみるか!
「光、まだ食べるき?」
「いいじゃん。それより俺は雑貨屋にはついていかねぇぞ」
俺がそう言うと瑞希が何故か怒り始めた。
まぁ、雑貨屋についていこうとしないのが原因なんだろうけどさ・・・・
俺は、あそこのらーめんを食べて
向こうの本屋で本を買うんだ!!
「もう、いいよ・・・・」
瑞希がこう言うと
本気で機嫌が悪い時だ。
う~ん、どうしよう?
瑞希の機嫌を直すには俺がついて行けばいいんだけど
俺には俺でやりたい事があるからな・・・・
まぁ、時間が経てば瑞希の機嫌も直るだろう。
俺は、そう思いらーめん屋に入った。