「夏休みはこれッス!!」
きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
海だよぉぉぉぉ!!キャッホーイ!!
今の俺はテンション高いッス!!
「光、なんか義紀の仲間入りしたみたい」
「えっ、嘘ッ!?」
やめてよ、そんなこと言うの。
俺は義紀みたいに馬鹿なことはしないよ。
ただたんにテンションが上がってるだけだよ。
現に武蔵と義紀と可奈子ちゃんのテンションにはついていけませんもん!!
「武蔵、これが海なんだ!!」
「ブルーオーシャンとはこのことか義紀!!」
「2人とも青春はこういう場所でおこなわれるんだよ!!」
「「そうなの!?」」
「そうなのだよ!だから私はここで男を見つける!!アンタ達も頑張るのよ!!」
「「おおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」
・・・・・なんか、もう、アレだよね。
関わりたくないよね。あの3人痛いよね。
意味わからないことを大声で叫んでるし、この3人の知り合いだと思われたくない。
「光樹、あの痛い3人は置いて行こうか」
「そうだな」
俺達は武蔵と義紀を置いてホテルに行った。
一応、義紀からホテルの名前と場所を聞いているので義紀がいなくても問題ないのである!!
ちなみに、今回のメンバーはGWの時にいた人+可奈子ちゃんだ。
はぁ~、なんか疲れそうというか絶対に疲れるよ、このメンバー。
俺達はホテルに到着いたしました!!
ってか、ホテルでけぇー。
義紀が用意したホテルはすごく高そうだった。
人は見かけで判断したらダメだよね。
あんなアホでも家ではお坊ちゃんって言われてるんだからねぇ~。
その、義紀達は、まだ海を見て変なことを叫んでいた。
流石に周りの人もあの3人から距離をとっているよ。
もう、ほっとこ・・・・・
「哲也、さっさとチェックインしちまおうぜ」
「そうしたいんだけど、義紀がいないといけないだろ?」
「チッ、あの馬鹿義紀が・・・・・」
「だから、光樹、あの3人を呼んできてくれ」
「嫌だ」
「即答ッスか!?」
だって、嫌なんだもん、あの3人の知り合いだと思われるの。周りから見てると滅茶苦茶恥ずかしい人達なんだよ。そんな人と知り合いだと思われたら俺まで変な人って目で見られることになるんですぜぇ?そんなこと俺がすると思う?
「よしっ!ここは裕太に頼もう」
「えっ!俺も嫌だよ」
「えぇ~、いいじゃん。なんか裕太は義紀達に1番近いところにいる気がする」
「ちょ、光樹先輩、変なこと言わないでよ。俺、あそこまで酷くないからね」
「そんなこと言うなよー」
「じゃあ、私が行ってくるよ」
おぉー、紗佳が3人を呼びに行ったぞ。これで、問題解決だ!!
あっ、紗佳が3人連れてきた。
うわぁ~、なんか3人ともニコニコしてて気持ち悪い・・・・・。
この3人とは別々で行動したいと切実に思う俺だった。