「GW~4~」
【GW~4~】
「み、瑞希?」
「・・・・・」
泣いてる・・・・・
どうしよう?
「光」
「なに?」
俺はできるだけ優しい声で返事をした。
「部屋に帰ろっか」
「あ、あぁ」
瑞希の奴、意外と元気だな・・・・・
俺達は部屋に入り椅子に座った。
・・・・・気まずい!
俺、こういう雰囲気苦手なんだよ・・・・
「光」
「な、なんだ?」
「さ、さっきのことなんだけど・・・・・」
やっぱ、気まずい!!
「今度は・・・・光から・・・・・して・・・・」
「えっ?」
ちょ、なに言ってんだ!?
「光、お願い」
上目遣いでお願いするなっ!!
「光?」
だ、だんだん涙目になっていく・・・・・
ここは、キスしないと男じゃない!!
「瑞希、目瞑って」
「うん」
なんか今すごく瑞希が可愛く思える・・・・・
俺は、瑞希に近づきキスをした・・・・・
「光、ほっぺじゃん・・・・」
「そう言われても・・・・・」
俺は恥ずかしいので
瑞希のほっぺにキスをした・・・・
「ズルイ・・・・」
「ズルイって言われても・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
さらに気まずくなったじゃん!!!
逃げ出したい!!
よしっ!逃げるか!!
「み、瑞希。俺、なんかお菓子買ってくるよ」
「う、うん」
俺はダッシュで部屋を出た。
「あれ?光樹君」
「れ、怜奈!!」
まさか、怜奈に会うなんて・・・・
「どうしたの?」
「売店でなんか買いに行くところ」
「そっか、瑞希は?」
「部屋にいるよ」
「ありがと」
「おぅ」
瑞希と怜奈って仲いいよなぁ~
とりあえず、売店行くか・・・・
できるだけ時間稼がないと・・・・・
俺はゆっくり売店に行った・・・・・