「始まりのラブレター」
バカなやつらの青春ラブストーリーの始まり始まりー☆彡
【始まりのラブレター】
おっす!おら悟○
ってのは嘘で
俺の名前は松浦光樹だ
桜木高校1年で15歳だ
只今、妹と2人で暮らしをしている
まぁ、両親が海外で仕事をしているから
毎月の仕送りで生活をしている
自分で言うのもなんだが俺はモテます
※アハハッ、こいつのこと殴りてぇー by作者
えっ!この設定にしたのアンタだよね
なんで俺は殴られなきゃいけないの!?
まっ、今まで何回か告白されたり
バレンタインにチョコ(本命)をもらったりした
俺も高校生だ今まで付き合った女子は二人ほどいる
ただし、今は恋愛をしていない
う~ん、中学3年の時からしてないな
「光兄ぃ、朝ご飯の準備できたよー」
「おぅ」
さて、俺の妹の松浦紗佳も
俺と同じでモテる
紗佳は光明中学校の3年で14歳だ
結構、告白とかもされるらしい
でも、紗佳はまだ誰とも付き合ったことがない
家事全般は紗佳に任せているが
買い物だけは俺がやっている
まぁ、妹に全部やってもらうのも嫌だからな
そこは男の意地ってやつでしょ
「光兄ぃ、朝ご飯冷めちゃうよー」
「へーい」
俺は着替えをすまして急いで階段を下りた
「今日の朝飯はなんだ?」
「ご飯と豆腐のお味噌汁に鮭とおひたしだよ」
おぉー、今日も豪華な朝飯だな
母さんの朝飯はそれはそれは酷かったからな・・・・・
とりあえず冷めないうちに食べるか
「いただきまーす」
うん、美味いっ!!
母さんの娘とは思えないくらい美味い!!
「ごちそうさま」
フゥ~、食べ終わった
今日の朝飯も最高だったなぁー
ピーンポーン
よしっ!あいつも来たことだしそろそろ学校に行きますか
「んじゃ、俺は先に学校に行くからな」
「うん、いってらっしゃい」
「おぅ、いってきます」
ガチャ
「よっ!光樹」
「おはよ、武蔵」
こいつは岩本武蔵だ
俺と同じクラスで幼なじみだ
武蔵も結構モテる
俺の妹の紗佳が小さい時から好きだったからな
おかげで一途な俺の妹は彼氏ができたことは無い
「んじゃ、行きますか」
俺と武蔵は学校に向かって歩き出した
俺達は学校に着き靴を履き替えようとした
その時俺の下駄箱に手紙が入っていた
「光樹、なんだそれ?」
まっ先に反応したのが武蔵ってどうよ?
普通俺が手にとってから反応するだろ
「わかんねぇ」
俺は手にとって確認する
名前は書いて無いみたいだ
「始業式の日にラブレターか」
「ラブレターって決まったわけじゃねぇだろ」
まったく、武蔵はなにを考えているんだ
これはきっと不幸の手紙とかだろ
新学期始まってラブレターなんかくれないでしょ
「読んでみたら?」
「ん、あ、あぁ」
なんか武蔵に勧められて読むのもなんだが
とりあえず読むことにしよう
俺は封を開け手紙を読んでみた
内容はこうだ
『―あなたのことが好きです―』
たったこれだけなのだ
流石に俺も混乱した
だってこれじゃぁ、誰が書いたかわからないんだもん
「なぁ、武蔵これどうしたらいい?」
「う~ん、とりあえず保留ってことでいいんじゃないか?」
「そっか、んじゃ、そうするか」
俺は手紙を鞄の仲に入れて教室に向かった