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森に鳴くもの

作者:形霧 燈
生化学が歪に発達した世界。

ある森の奥深くに、一人きりで生きる女性、「わたし」がいる。静かに暮らすわたしは、「生体術」によって植物を操り、自給自足の生活を送っていた。森では「神の鳥」の鳴き声が響き、孤独な日々をささやかに慰める。わたしは、誰も取りに来ることのない手紙を、ポストに入れ続けていた。

かつて、森のふもとには村があり、人々が住んでいた。「わたし」ことルタ、男友達のユツキ、女友達のヒイナは、幼い頃いつも一緒だった。森の奥には、「神の鳥」と呼ばれる絶滅寸前の鳥がいた。その鳥は伝承によれば、村の守り神であり、罪を罰する存在。幼い三人は、その鳥の巣を大切に見守っていた。

成長した「わたし」は村を出て都市の学校で学び、失われゆく動植物を救うため『生体術』の研究者となる。それは、かつてバイオテクノロジーと呼ばれた技術に近い何か。ユツキもまた学校で術を学びたかったが、願いは叶わなかった。

数年後、鳥の声に導かれた「わたし」は、故郷へと帰り、ユツキとヒイナに再会する。しかし、仲睦まじい二人の姿を見て、ようやく気づく。ずっとユツキを想っていた、本当の気持ちに。
その頃村には、自然からエネルギーを搾取する『工場』の開発の波が迫っていた――
森の奥
2025/07/22 23:42
神の鳥
2025/07/23 00:00
生体術
2025/07/24 00:00
再会
2025/07/25 00:00
抗議
2025/07/26 00:00
相談
2025/07/27 00:00
浸透
2025/07/28 00:00
共犯者
2025/07/29 00:00
霧毒
2025/07/30 00:00
暗闇
2025/07/31 00:00
手紙
2025/08/01 00:00
沈黙
2025/08/02 00:00
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