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四話
私は七条愛花。
なんか昨日までは仲良かったのに修也くんと有紗の仲が悪くなっている。
私はそれを見守ることしかできない。
ある時修也くんが行動を起こした。
「修也くんから呼び出しかかったんだけどなんだろ?」
あー有紗もきづいてないんだと私は思った。
「一応行ってあげたら?」
「そだね。」
たぶん修也くんは有紗に告白するつもりだ。
「おめでとう。」
わたしは有紗にそう言った。
「何が?」
「ううん。なんでもないよ。」
きっとその時になれば分かるから、あえて今はその意味を教えない。
そして彰太くんに昨日何があったかを教えてもらった。
「修也くん彰太くんには相談できるんだね。」
「有紗ちゃんから聞いてなかったのか?」
「うん。」
「そうなんだ。」
「まあ修也を責めないでやってくれ。」
「分かった。」