表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

君が眠る海(原案)

作者: 大野真愛

ベスの場合(途中原案)

白く広大な砂浜に今日も海に祈りを捧げる者がひとり。

「ああ、クララ…クララごめんね」

祈りを捧げる女性はベスと言った。

何人か出産しているのだろう。

割と恰幅のいい体型をしている。


すると突然祈るベスに「貴方はどうして海に祈るの?」と降るような声がした。

「え、ええっ!?」

驚くベス。

「ぼくはペルシャ。海を旅する魂だよ」

ペルシャと名乗る少年はベスに抵抗なく話す。

ペルシャはまだ4歳くらいだろうか。

小さな身体が美しく輝く海をバックに浮かんで見えた。

「いやー! お化けー!」

ベスが叫ぶ。

「どうして? ぼくは怖くないよおばさんの事」

ペルシャはベスに向かってゆっくりと話しかけた。

ペルシャの声を聞き魔法のように落ち着いたベスは、たどたどしく話し始めた。

「娘が恋人に殺されて海に捨てられたのよ。…まだ10歳だったわ」

ベスがそう言うと「10歳! 早くに亡くなったんだね!!」とペルシャは驚く。

「殺されるってどんな気持ちなのかな? いつも聞いてるんだけども」

そうペルシャが言うと、ベスは「聞いてる…?」と呟いて不思議な顔をした。

ペルシャは「ぼくは死者の魂と話すことが出来るんだよ!」と嬉しそうにベスに言うと、「えいっ!」と指を空に指した。


すると『ぼわり』と音がしてペルシャの娘クララが現れた。

「ま、ママ…私ママと話せるの!?」

姿の現れたクララはベスに泣きながら訴える。

「ママ、あの男を殺して…私痛かったの…辛かったの…ねえママ」

ベスは「ひっ! クララなんて事を言うの!?」と思わず叫ぶ。

「えいっ!」

ペルシャの声が響くと、クララの姿が消えた。

「死者の魂の声を聞くのって、時には危険を伴うんだ。今日は1分で終わり」

ペルシャは何も気にしない素振りでベスにそう話した。

「クララ…クララごめんね。守ってやれなかった…」

ベスが泣き始めると「殺しちゃえばいいのに。そんなに泣くなら」と海から人魚の姿が現れた。

「マリーベル、人間は敵討ちなんて出来ないものなんだよ。法律っていうのがあるんだって聞いてるよ」

そうペルシャが言うと「ほーりつって何よバカバカしい」と人魚マリーベルが言った。

ベスはマリーベルに失礼な事を言われたのに「美しい…」と感嘆の声を漏らした。

マリーベルは「ベスとやら、私の事綺麗だと思ったでしょ?」とご満悦だ。

マリーベルは続けて「だって私は神に選ばれてペルシャに使わされた人魚だもの。選ばれし者なの!」と嬉しそうに言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ