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僕のクラスには校内一有名な美人だけどコミュ障な隣人がいます。  作者: 識原 佳乃
本編後半

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第81話 ぼ、僕だって……仕返し、しますよ!?

 すみません今日も出張明けで酔っ払ってます。

 推敲してますが変なところがあるかもしれません。

 あれから何度か唇を塞がれ、やがて満足したように江里さんが離れたのでそのままふたりしてロッカーから出た。

 あんな狭い密室(ロッカー)に籠って、それも抱き合っていたので僕らは結構汗ばんでいて。

 うっすらと汗で艶めく頬に、流れるような長い黒髪を張り付かせた江里さんを見て、僕は思わず「エッッッロォ!?」と叫びたくなる衝動にかられたが、何とか踏み止まった。


「……まぶしい……」


 暗闇にいたためか、目を細めて少しぼんやりとした様子で僕を見た江里さんが零すように言った。やっぱり無意識なのか唇を舌で軽く舐める動作も行いながらだったけど。


 ……僕の中の煩悩よ静まれぇぇぇ! お、お仕置きのネタバレはまだですか!? 気になって気になって仕方がないんですが!?

 あと何とは言わないけど、色んなものが爆発しそうなんですが!? ヒィィッ!!


「……ですね」


 僕が平静を装って肯定を口にしたところで、意識が急に覚醒したように大きく目を見開いて瞳に光を宿した江里さんが……、


「…………みれないーっ!!」


 と半ば叫ぶように漏らして、両手で顔を覆いながら自席へと小走りで戻って行った。

 顔を覆っているからだろうか、途中僕の席に躓いて転びそうになっていたけどそれでも両手は顔面から離れない。


 普通に危ないから目隠しで小走りするのは良くないと思います。

 それと僕はもう目が慣れてきたけど……そんなに眩しいってことですか?

 あぁ、そんなことよりもネタバレはまだですか? それともあえてネタバレしないというのもお仕置きの内なんです――あっ!?


 ――そこで僕は気が付いてしまった。


「「「…………」」」(チーン)

「…………」(ブクブク)

「……星々の五方(かしこ)みて、祓いたまえ、清めたまえと、恐み恐み、申す」(五芒星を結びながら)


 すでに登校しているクラスメイトがいたことに……。


 数人は机に突っ伏して動かず。

 ひとりはこっちを見たまま泡を吹いて固まっていて。

 またもうひとりはよく分からないことを言いながら、手で空中に☆を描いていた。……何それ怖いんだけど!?

 更に江里さんも両の手のひらで顔を覆ったまま机に突っ伏している。


 異様な空気が教室内を支配し、妙な緊張感が漂っていた。


 ……ど、どうしよう。とりあえず僕も……。


 ――自席について僕も何となく机に突っ伏したのだった。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 ……隣に座っている江里さんがこっちを全く向いてくれません。


 今は午前中の美術館と科学博物館に向かう途中で、クラス単位で貸切られた大型観光バスに揺られている。


 バスの座席は三崎先生から「好きに座っていいよ~!」と無駄に車内のハンドマイクを使って説明があり、何となく前の方に座ろうとしたところで、いつの間にか後ろにいた江里さんに肩を掴まれてそのまま押されるように一番後ろの席へ。

 最後列は5席もあるのでどこに座ろうかと悩んでいたら、手を繋がれて窓際に座った江里さんの隣へと座らされた。

 この間、江里さんは一言も発さず。

 なおかつ一度もこちらを見ることもなく。

 ……現在に至る。


「え、えりさん?」

「……………………んっ?」


 顔を窓の外に向けたまま、長いタメの後に江里さんが咳払いをするように口癖を。


「……美術館と科学博物館……どっち先に見たいですか?」

「…………猫、君孝くん」


 ……あ、会話にならないやつだコレ!


 江里さんは口数も少ないし、こっちを見てくれないけど、クスクスと笑っているのか小刻みに身体が揺れていた。

 どうやら機嫌が悪いわけではない……どころかむしろ楽しんでいるようにみえる。


「……お断りします」

「……お断りしますを……お断りします」ノールック脇腹ツンツン

「んにゃっ!? ……や、やめてください! ぼ、僕だって……仕返し、しますよ!? いいんですか!?」


 お断りしたはずなのにお断り返しをされてしまったので、僕も断固とした意思表示をした。


 仕返しって言ったけど……何すればいいんだろ?


 江里さんはもう脇腹ツンツン耐性を獲得しているし。

 くすぐり耐性も兼ね備えているし。


 あれ? もしかして……詰んでる?


「……いいよ? ツンツン……私もう、効かないけど」


 案の定余裕綽々と言わんばかりの調子で江里さんが返してきた。


 ……く、悔しい!


 こうなったら僕だって男だ!

 や、やってやる!


「……あっ! えりさん! 反対側の方……富士山が凄く綺麗に……見えますよ!」

「…………ん――っ!? ん゛ん゛ん゛っ!?」


 ――こっちに振り向いた江里さんの唇を……僕はすかさず塞いだ。

 レビューのお返事は酔っぱらってない時にちゃんと書きます!

 お待たせして申し訳ありません!


 バスの座席は先生入れて39人なので、最後列の1列前は空席になってます!(皆死にたくないようで、近づかないようにしている)

 最後列とか完全に死角! ……やっちゃえ相田(某CM風

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cool

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