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力を使わずに王国を生き延びる 2

「ではさっそくスキルの水晶について説明させていただきます」


 簡単に言えばスキルとは、その人が使える力のことだ。


 例えば


 6歳の子供が剣術を始めるとする。始めてある基準・・・・に到達すると


 剣術 1


 というのがスキルの水晶とやらに表示されるらしい。


 数字はレベルって事で間違いないだろう

 1〜10まであって数字が大きくなるほど上達しているってことらしい。


 1 初心者見習い

 2 初心者

 3 一人前見習い

 4 一人前

 5 達人見習い

 6 達人

 7 英雄見習い

 8 英雄

 9 神見習い

 10 神


 こんな感じだ。



 スキルは生まれてから1個も持っていないわけじゃない。


 それこそ勇者や英雄・・と呼ばれる人は生まれてから元々スキルがありそのスキルは努力して獲得するより、数倍効果を発揮するらしい。


 例えば


 剣術スキルを持つ20歳が2人いたとする。

 その人らは同じ時間、同じ練習をしていたとする。


 生まれてからあらかじめスキルを持っていた人は

 剣術 7

 と表示され。


 努力してスキルを獲得した人は

 剣術 4

 と表示される。


 これが生まれてからスキルを持っている人と、持っていない人の差だ。


 そしてもう一つ、適正というものが存在する。


 スキルの水晶に()で表示されるものがある。


 それが適正。


 適正は最初からスキルを持っている人と持っていない人の中間って言ったほうがわかりやすい。


 最初からスキルを持っている人よりは、才能を発揮しないけど、努力して手に入れた人よりは才能があるってことだ。


 さっきの例でいくと、

 20歳の人が同じ時間、同じ練習すると

 剣術 5

 と表示される。


 適正は比較的普通の一般人が持っているのでそこまで貴重ではない。


 これでスキルを最初から持っていた人がどれだけ凄いのかがわかったと思う。



 さて、スキルの説明が終わり自分のスキルを確かめる時間になった。


 みんなスキルが気になってそわそわしながら並んでいるけど、俺はそこまでなのでいつもの4人と一緒に雑談する。


「いや〜俺にどんなスキルがあるか楽しみだぜ!」


「そんな期待してると 筋肉1 としか表示されなかったりな」


「そ、そんなわけないだろ!! 不吉なこと言うな!! というか筋肉ってなんだよ!」


「細かいことは気にするものじゃないわよ」


「そうだね、悠馬君は筋肉が1番似合ってると思うよ」


「お〜い。そろそろ俺のメンタル崩壊するぞ」


 みんなで悠馬をいじる。


 その時、前のほうから大きな歓声が聞こえた。


「拓人すげー! お前本当に勇者じゃん!」


「いいなぁ、私も拓人君みたく強くなりたい」


「あはは、みんなも十分強いから大丈夫だよ」


 結構な人数の人がスキルの確認を終えていた。


 その中で拓人のスキルは異常だったらしい。




 ーーーーーーーーーーーー


 タクト・ホシノ


 称号 光を司る者


 スキル


  成長 1

  光魔法 3

  剣術 1

  無属性魔法 1


(戦闘スキル全て)


 ーーーーーーーーーーーーー





 どうやら称号も同時に表示されるらしい。

 そんなことより………アホみたいに強い


 適正に関しては戦闘スキル全部って……。


「光を司るの者……そ、それは…スプンタ様のお力………」


 今なんか王女様から不穏な言葉が聞こえた。


 スプンタっていったよな?


 まさか6人の善神って…………。


「タクト様、その称号、光を司る者は善神スプンタ様のお力です」


「それでどういうことだい?」


「はい。善神の力を持つ人善神ディーオが亡くなってしまった場合、後継者が1年以内に生まれるのです。その後継者がタクト様ということですね。」


 どうやら光を司る善神スプンタの力を持った人善神ディーオは死んでいたようだ。


 他にも死んだ人善神ディーオを聞いたところ、鉱物を司る善神フシャスラと大地を司る善神アールマティの力を持つ人善神ディーオが死んでいるようだ。


 この3人が1年以内に全員老衰で死亡しているので、新たな人善神ディーオを生み出すために勇者召喚されたと言っても過言ではないと思う。


 ちなみに悪神の力を持つ人悪神テオスも同じらしく、1年以内に後継者が生まれるとのことだ。


「なるほど。僕は神の力を得たってことだね」


「はい。その通りです」


 ちなみにこの神の名前は地球の神話にも存在した。


 とある理由でかなり調べたのでこのクラスの中では一番詳しいと思う。



 イケメン野郎のスキルだけではどのくらい強いかわからなかったので普通の人からも数人スキルを見してもらったが………




 ーーーーーーーーーーーーー


 ショウゴ・ツシマ


 称号 暗殺者


 スキル


  無属性魔法 1

  隠密 1

  気配察知 1

  投擲 1

  成長 1


(影魔法)


 ーーーーーーーーーーーーー





 この人は暗殺者らしい。

 こいつもなかなかぶっ飛んで強いと思う。


 こいつには気をつけたほうがいいだろう。

 下手したら殺されかねない。





 ーーーーーーーーーーーーー


 ユウカ・サガ


 称号 雷魔法の使い手


 スキル


  無属性魔法 1

  雷魔法 1

  魔力操作 1

  成長 1


(土魔法)


 ーーーーーーーーーーーーー





 強い。

 それぞれ個性はあるがたぶんこの世界でこんなに強いのはそうそういないだろう。

 ちなみに無属性魔法と成長は全員持っているらしい。




 スキルを見してもらっているうちについに悠馬の番が来た。


「よし!行ってくるぜ!」


「がんばれよ」


「がんばりなさい」


「がんばってね」




 ーーーーーーーーーーーーー


 ユウマ・エチゴ


 称号 格闘家


 スキル


  無属性魔法 1

  格闘術 2

  超反応 1

  筋肉 1

  成長 1


(覚醒)


 ーーーーーーーーーーーーー





「ぶっ!!!」


 まさか本当にあるとは思わなかった。


「本当に筋肉があったのね……」


「まさか……」


「おい!筋肉ってなんだよまじで!!」


 けど筋肉を除いて、他は最強クラスなので別にいいだろう。


 格闘術は 2 と表示されている。


 たぶん元の世界で空手をやっていたからそれが反映されているのだと思う。



 次は零の番だ




 ーーーーーーーーーーーーー


 レイ・ヤマセ


 称号 剣豪


 スキル


  無属性魔法 1

  剣術 3

  魔法耐性 1

  成長 1


(空間魔法)


 ーーーーーーーーーーーーー





 こいつも最強だった。


 こいつは元から剣術をやってたおかげで剣術は 3 になっている。


 次は莉子の番だ





 ーーーーーーーーーーーーー


 リコ・スズキ


 称号 聖女


 スキル


  無属性魔法 1

  回復魔法 1

  魔力操作 1

  水魔法 1

  成長 1


(付与魔法)


 ーーーーーーーーーーーーー





 莉子もかなり強い。


  直接戦闘はあまりしないで後方支援特化って感じだ。




 そして、最後は俺の番だ。


「行ってくる」


「おう、行ってこい」


「がんばりなさい」


「がんばってね! 秋君!!」



 さて俺にはにはどんなスキルがあるんだろう





 ーーーーーーーーーーーーー


 アキ・タサカ


 称号 植物博士


 スキル


  剣術 1

  スキル獲得可不能 10


()


 ーーーーーーーーーーーーー




 はい、お疲れ様でした。



読んでいただきありがとうございます!!

今回は短めだったので明日もう1話あげます!

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