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地獄の業火で焼き尽くしてやる

 御庭外おにわそとくんは僕のクラスメイトだ。


 僕は福和内ふくわうち。御庭外くんの幼なじみ。


 あの口の悪さはどうにかならないのかな。ていうか、あのテンションだよね。

 それさえなければいい奴なんだけど。


 そう、黙っていれば、だ。


「フーッ、ファッファッファーッ! これからおまえらは俺様の手によって地獄の業火に焼かれるのだっ!

 悔いよ! 悔い改めよ!

 だがしかし、結果は変わらぬがなっ!

 ちりとなれっ、灰となれっ! あくたとなれいっ! この世から消え失せるがよいわぁ~っ!

 業火の焼却(ギルティ・フレイム)っ!」


 うっわぁ、変な技名付けてるよ……。

 流石御庭外くん、センスのカケラもないな。


 教室のゴミ箱の中身を校舎裏の焼却炉に放り投げる。

 まあ、燃えるゴミだからね。燃えるよね。萌えはしないよね。特に御庭外くんには。


 御庭外くんって、火を点けるの好きだよね。

 焼却炉もそうだし、真冬のストーブもそうだし。


 あ、うちの学校はエアコンなんてないから。

 一応灯油だけど、ストーブだから。

 水を入れたヤカン乗せてるから。


「おおぃ、福和内っ、教室戻るぞ~ぅ」


 うわあ、やりきった顔だ。満足げな笑みだ。


 御庭外くん、そういうところは素直でいい子なんだけどなぁ。


 そう、黙っていれば、だ。

で、また勢いに任せてお掃除の時間の続編です(^▽^;)

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