1-4 ジョン爺さんの家
第4話 前書き
いつもお読みいただき、ありがとうございます!
前回は村人たちに温かく迎えられ、ジョン爷さんに引き取られることになったルナ。
今回はいよいよ、新しい家での生活が始まります。
心優しいジョン爷さんとの温かい交流、そして明日からの村での生活への期待...
ほのぼのとした日常パートですが、異世界転生ものらしい雰囲気も味わっていただけるかと思います。
精神年齢25歳が5歳の体で生活するという、なんともユニークな状況をお楽しみください!
ジョン爺さんの家は、石造りの小さな一軒家だった。内装は質素だが、清潔で温かみがある。
「さあ、お腹空いたじゃろう?何か作ってやろう」
「ありがとうございます」
ジョン爺さんがキッチンで料理を始める間、私は家の中を見回していた。本棚には農業に関する本や、冒険小説らしきものが並んでいる。
「そういえば、私の食事って…」
吸血鬼は血を吸うものだが、普通の食事もできるらしい。とりあえず普通に食べてみよう。
「できたぞい。シチューじゃ」
ジョン爺さんが作ってくれたのは、野菜たっぷりのシチューだった。いい匂いがする。
「いただきます」
スプーンでシチューを口に運ぶと、素朴だが温かい味が口の中に広がった。
「美味しいです!」
「そうか、そうか。良かった」
ジョン爺さんが嬉しそうに笑う。この優しい笑顔を見ていると、心が温かくなる。
食事の後、ジョン爺さんが私に部屋を用意してくれた。
「ここがルナちゃんの部屋じゃ。狭いが我慢してくれ」
「とんでもないです。こんなに立派な部屋をありがとうございます」
部屋には小さなベッドと机、椅子が置かれている。窓からは村の風景が見える。
「明日からどうしようかの。村の子供たちと遊ぶか?」
「はい、ぜひお友達を作りたいです」
実際には精神年齢25歳なのだが、この体で生活する以上、子供として振る舞うしかない。
夜になり、ベッドに横になった。本当なら吸血鬼は夜行性のはずだが、この体は普通に眠くなるようだ。
「明日からこの村で生活か…」
平和そうな村だし、きっと楽しい日々が送れるだろう。
第4話 あとがき
お疲れ様でした!
今回は完全にほのぼの回でしたね。
ジョン爷さんの優しさと、ルナの素直な反応が微笑ましかったのではないでしょうか。
個人的に気に入っているのは、普通の食事を美味しく食べるシーンです。吸血鬼設定でありながら、ちゃんと人間らしい生活ができるというのは、読んでいて安心感がありますよね。
「精神年齢25歳が子供として振る舞う」という設定、書いていて面白いです。大人の知識と経験を持ちながら、5歳の体に合わせて行動しなければならない。このギャップをうまく活かしていきたいと思います。
次回からは村の子供たちとの交流も始まりそうですね。
果たしてルナは子供たちと仲良くなれるのか?
大人の精神を持ちながら、どうやって子供らしく振る舞うのか?
そして、この平穏な日々がいつまで続くのかも気になるところです...
まだまだ序盤ですが、キャラクターたちの関係性を丁寧に築いていきたいと思います。温かい人間関係(吸血鬼だけど)を描いて、読者の皆様にもほっこりしていただければ幸いです。
感想やコメント、いつでもお待ちしております。
皆様の声が、私の創作意欲の源です!