表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/13

1-2 目覚めは森の中

第2話 前書き

前回は多くの方にお読みいただき、ありがとうございました!

ブックマークや評価、コメントをいただけて、とても嬉しく思っています。

さて、創造神によって転生した田中太郎。

その正体がついに明らかになりました...!

銀髪赤目の幼女吸血鬼、しかも真祖というチート設定。

「こんなのアリ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これから彼女(?)がどんな冒険を繰り広げるのか、温かく見守っていただければと思います。

それでは、異世界での新生活第一歩、お楽しみください!


「ん…んー…」

ゆっくりと目を開けると、そこは見慣れない森の中だった。大きな木々が立ち並び、木漏れ日が美しく差し込んでいる。

「あれ?声が…?」

自分の声を聞いて驚いた。明らかに前より高い。というか、子供の声?

恐る恐る自分の手を見てみると、小さくて白い手があった。まるで陶器のように美しい肌をしている。

「え?え?」

慌てて立ち上がろうとするが、体のバランスが全然違う。よろよろと立ち上がり、近くの湖面を覗き込んで愕然とした。

そこに映っていたのは、銀髪に赤い瞳の美しい幼女だった。年齢は5歳くらいに見える。服装は黒いゴシックロリータ風のドレス。

「うそでしょ…?」

そして、口を開けた時に気づいた。小さくて鋭い犬歯が生えている。

「まさか…吸血鬼?しかも幼女?」

混乱していると、頭の中に情報が流れ込んできた。

『おめでとう!あなたの新しい種族は「真祖の吸血鬼」です!』

『年齢:肉体年齢5歳(精神年齢は前世のまま)』

『特殊能力:無限魔力、超回復、不老不死、魅了、変身、召喚魔法、等々』

『特徴:日光OK、流水OK、にんにくOK、十字架OK(真祖なので一般的な吸血鬼の弱点は無効)』

『血を吸わなくても生きていけますが、吸うとより強くなります』

「これは…チートすぎない?」

さらに情報が続く。

『この世界の常識も記憶に追加しました』

『言語:完璧に習得済み』

『この世界について:中世ヨーロッパ風のファンタジー世界』

『魔法が存在し、モンスターも多数生息』

『人間の国々が各地に点在』

『吸血鬼は基本的に恐れられる存在』

「なるほど…つまり私は、チート能力を持った幼女吸血鬼として、この世界で生きていくってことね」

前世の記憶がある以上、精神的には25歳の男性なのだが、この可愛い外見なら色々と便利そうだ。

「でも、吸血鬼は恐れられるって…まあ、見た目が幼女だし、なんとかなるでしょ」

とりあえず、この森から出て人里を探すことにした。しかし、歩き始めてすぐに問題が発生した。

「あー、この体小さすぎて歩きにくい!」

5歳の体で森を歩くのは大変だった。木の根に足を取られそうになったり、茂みに引っかかったり。

「そうだ、魔法が使えるって言ってたよね」

集中して、浮遊魔法を試してみる。

浮遊フロート!」

すると、体がふわりと浮き上がった。

「おお!本当に魔法が使える!」

空中を移動しながら森を抜けることにした。魔力は無限らしいので、気にせず使える。

森の上空から見渡すと、遠くに煙が上がっているのが見えた。恐らく人里だろう。

「よし、あそこに向かおう!」

第2話 あとがき

お疲れ様でした!

ついに田中太郎の新しい姿が判明しましたね。

まさかの幼女吸血鬼(真祖)という、予想外の展開になりました(笑)

実は最初から「美少女転生もの」にするつもりはなかったのですが、書いているうちに「これは面白そうだ」と思って、このような設定にしてみました。見た目は5歳の幼女、中身は25歳の元サラリーマン男性という、なんともカオスな主人公の誕生です。

次回はいよいよ人里との接触ですね。

果たして吸血鬼として恐れられるのか?それとも可愛い幼女として受け入れられるのか?

魔法を使えるようになった主人公の活躍も、これから本格的に描いていきたいと思います。無限魔力という設定なので、色々と派手なことができそうです。

「真祖の吸血鬼って強すぎない?」というご意見もあるかもしれませんが、見た目が幼女という制約もありますし、この世界にはきっと強い敵も存在するはず...?

引き続き、温かく見守っていただければ幸いです。

次回もお楽しみに!

感想やコメント、いつでもお待ちしております。


作者より

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ