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いせかいしょうじょものがたり  作者: てぶくろ
1章 驚愕の異世界転生
2/7

そこまで大層でもない魔法学校までの旅路

「ごちそうさまでした」

「あら、きっとそれも、いい意味なのでしょうね」

「ああ、じゃあ俺らも」

「「ごちそうさまでした」」


おぉ、親2人をこんなにも動かせるくらい俺すごいことしたんだ、なんか嬉しい。

そうするとハイズが何かをし始める。


「お父さん、何してるの?」

「何って魔法学校に行く準備だよ」


あぁそういえば言ってたな、今日は魔法学校に行く日だって。

魔法というとさっき火、水、風を使ってるのは見た、他にも何かあるんだろうなぁ、いやぁ夢が広がるなぁ。


「ルイ、準備終わったから行こうか」

「ねぇお父さん、歩いていくの?」

「魔法学校までのすげー長い道を歩いていく覚悟と勇気があるならそれでもいいが…」

「今回はこんなのを用意した」


自慢げに言うハイズの後ろには魔法陣がある。


「どうだ〜ルイ、これはなぁ移動用魔法陣っていうんだ」

「これに乗れば行きたいところにすぐいくことができる!どうだ!すごいだろう」

「帰りはどうするの?」

「説明書を見ると、念じれば帰れますって書いてあった」

「置いた限りその魔法陣を消すまで何回も使えるようだから絶対消すんじゃないぞ、絶対に」

「特に、ミリア!ミリアは掃除でいっつも消す癖があるんだから、本当に勘弁してくれよ」

「も〜わかってるわよぉそれくらい、もうパパったら困っちゃうわよね、ほんと」


そうミリアに耳打ちされた後、俺は魔法陣に足を踏み入れた。

踏み入れると何だろう、なんか視界がぼやけてきた。

しかも…うぅ気持ち悪い。


「じゃあ行ってくるよミリア」

「ええ、行ってらっしゃいハイズ」


そういいハイズが足を魔法陣足を踏み入れると次に目を開けるとそこには…


「うぅ、気持ち悪い」


一応目の前にはでっけぇ魔法学校らしきものがあるんだが、そんなことより気持ち悪い。


「おいルイ、どうした?まさかテレポート酔いか?」


なんでテレポートに酔う酔わないがあるんだよ!

魔法だろ?魔法なら頼むから乗り物みたいな感じじゃなくてもっとしゅ!ぱ!っと言ってくれよ…

そういえば、昔から乗り物酔いに耐性がなかった、だからってそれを新しい体に持ち越しじゃなくてもいいじゃないかよ…


「待ってろ、いま回復魔法をかけてやるからな」


ハイズがルイの胸に手をかざす。

ハイズの手を見ると緑色に輝いて俺の方に入ってくる。

これが回復魔法…

すごい!なんかすごい!

あぁ体が浄化されてく、なんかめっちゃスッキリしたわ〜

てか、これ帰りもこれあんの?


「どうだ〜?スッキリしただろ」

「お父さん!これすごい!私にも教えて!」

「待て待て、それはここで学ぶんだーって言っても今日はまだ見学だけどな」

「え?じゃあいつここには入学するの?」

「んールイはいま5歳だから…あと1年後だ」


え?俺今5ちゃいだったの?

いや、この場合案外年取ってたと言ったところだろう。

てっきり2、3歳だと思っていたが、やっぱ幼女って成長遅いのか?

いや、多分俺の幼女に対する知識が無さすぎるだけだ。


「まあまあ、そう悲しがるなって、あと1年しかないんだぞ?」

「ならそれまでに俺がたくさん教えてやるからよ!」


なんだ、結構いい親父じゃないか。

第1印象、というか第89印象くらいか?なんちゃって。

まあその時はマジで殺したいくらい嫌なやつだと思ってたけど、まあまあいい親父だよ、こいつは。

てか、独身の俺が親目線になるのも間違ってるな…

あぁ、俺も結婚して、子供欲しかったなぁ〜


「うん!魔法、たくさん教えてね!約束!」

「ああ、約束だ」


そういいハイズは拳を出してくる。

こいつ娘にグータッチするのかよ。

まあせっかくだし乗ってやるか。

そう呆れつつ次郎とハイズの魂のグータッチが交わされた、なんて表現の仕方、かっこよくないか?

てか魔法かぁ、俺この世界で『俺TUEE』ならぬ『私TUEE』とかになれるのかな?

それとも悪役令嬢?それともハーレム?いや、それは来年まで預けておこう。

そういえば周りを見るとすごいな。

空飛んでる人とか風に飛ばされてる人とか。

登校の仕方なんでもアリかよ。


「じゃあ、中入るか?」

「うん!入る!」


さぁ待ってたぞ魔法学校。

今日は見学できてやったが、全力で楽しんでやる。

そして来年!俺は正式にこの学校に入学して、たっくさん魔法を覚えてやる!

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