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第4話:ゴブリン狩り その2

ケンジが外に出て、ゴブリンたちを攻撃する直前。

 ゴブリンたちは休んでいて、ケンジの気配には気づいていないようだった。

 しかし突然、一匹のゴブリンが剣を持った人間が来るのを見た。

「グルルッ」

 ゴブリンが仲間に合図を送ると、彼らは防御の姿勢をとった。その後、ケンジは一匹のゴブリンに向かって剣を振った。

 俺は一匹のゴブリンを攻撃した。水平に剣を振ってゴブリンを斬ろうとしたが、ゴブリンは動いて、間一髪で俺の剣を避けた。

 仲間がピンチなのを見て、他の5匹のゴブリンが俺を取り囲み始めた。6匹のゴブリンは脅すように唸り声を上げた。

 最初の攻撃を避けられた時は一瞬驚いたが、すぐに冷静さを取り戻し、再び構えをとった。

 後ろに2匹、前に2匹、そして両サイドに1匹ずつ。

 不利な状況だったが、問題はなかった。一瞬、風の魔法を使おうかと考えたが、今回は必要ない。この程度の弱いモンスターを倒せなければ……。

 俺は少しマナを集め、左目に集中させた。

 瞬時に、目の中に幾何学的な円が現れる。このスキルは『魔眼』。モンスターのレベルを見ることができる珍しいスキルだ。

 6匹のゴブリンはレベルが低かった。ここに来たばかりの時に俺を襲った、あの忌々しいモンスターの半分にも満たない。あの時のことを思い出すと、体が震えた。

 ゴブリンを分析した後、俺は最初の動きを待った。

 後ろの2匹と前の1匹が攻撃してきて、残りの3匹は後ろに留まった。ゴブリンが近づくのを感じた瞬間、俺はレベルアップした筋力で、できるだけ高く上に跳んだ。

 俺が跳んだのを見て、ゴブリンたちは一瞬呆然とした。そのチャンスを逃さず、俺は正面から攻撃してきたゴブリンに向けて剣を投げた。剣はすごい速度と力で飛んでいった。

 そんな攻撃を予想していなかったゴブリンは反応できず、剣が胸を貫通した。大量の血が溢れ出し、ゴブリンは倒れて最後の息を吐くと、消えていった。

 残りは5匹。まだ空中にいる間に状況を分析する。他のゴブリンたちは、仲間の予想外の死を恐ろしい目で見ている。このチャンスを逃さず、俺は後ろに控えていたもう一匹の正面のゴブリンに向かった。

「グルッ?」

 ゴブリンは怯えたが、もう遅い。俺はそいつの首筋を蹴り飛ばし、元の場所に着地した。視線を後ろの2匹に向ける。さっき蹴ったゴブリンは、首の骨が折れて消えていった。

 間髪入れずに、日本じゃ説明できないほどのスピードで後ろの2匹へ走った。一瞬でゴブリンたちの目の前に着く。ゴブリンたちはとても驚き、必死に棍棒を振り回してきたが、俺はその棍棒を両手で受け止めた。

 ゴブリンたちは力一杯押してきたが、無駄だった。力の差を見て、彼らは走り去っていった。4匹のゴブリンが全員同じ方向に逃げていく。

 それを見て、俺は落ち着いて、最初に刺さった剣のところへ歩いた。剣を握り……逃げるゴブリンに追いつくために全力で走った。1秒もかからずに追いついた。

 近づくと同時に剣を振り上げ、速度と力を利用した縦斬りでゴブリンを一太刀で斬った。ゴブリンたちは最期の叫びを上げて消えた。

 やり遂げた。知能のあるモンスター、あるいは知能があるように見えたモンスターを殺した。俺はゴブリンが落とした魔石をしばらく見つめた。

「この世界は、優しくない」

 その言葉を繰り返すたび、モンスターを殺すための決意と衝動が湧いてきた。でも……実際に経験してみると。

 俺はこの罪悪感を無視することにした。ウサギのようなモンスターはもう殺していたけれど、生き物の命を奪うという罪悪感は、相手が誰であっても残る。車で猫や犬を事故でひいてしまった時、戻って罪悪感を感じるのと同じようなものだ。

 その感情を忘れようと、俺はゴブリン狩りを続けた。3時間ほどで20匹のゴブリンを片付けた。ゴブリンはニードルラビットより少し大きい、濃い緑色の魔石を落とした。

 ギルドで売るわけにはいかないので、緊急時のために持っておくことにした。

「ま、ゴブリンの石なんて大した価値はないしな」

 皮肉を込めて言った。実際、ニードルラビットの角の方が価値がある。こうして、俺のゴブリン狩りの一日は終わった。

 罪悪感はあったが、結果には満足していた。もっとモンスターを狩りたかったが、その前に片付けるべき用事があった。


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