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238話

 スイッチが入ってしまったな、と諦めつつユリアーネはこういうところこそが彼女だと思っている。


「お任せします。私はコーヒー味のビーネンシュティッヒを作ってみます」


 もし弟さんにお会いできたら、食べてしまったことを謝罪しつつ渡せたら。プリンの味は覚えている。ふとした瞬間に思い出してまた楽しもう。


 ビーネンシュティッヒはアーモンドやキャラメル味の焼き菓子。中にはバニラクリーム。そのアレンジは、持っていくだけのはずのアニーも楽しみ。


「いいっスね。ボクも食べてみたいっス」


「私も。紅茶味は初めてですから」


 甘さの中に清涼感。きっとまだ味わったことのないものになるのだろう。ユリアーネの期待も膨らんでいく。花。それは私の心を写す鏡。

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