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220話

 これで明日の楽しみは決定した。花屋に行くのは久しぶり。ほんの少しだけリディアもよくわからない緊張。静かであろうこと容易に想像できる。図書館に行くとムズムズする感覚に近い。


「なら行こうか。こちらにいられる期間は一週間しかないんだ。やれることは全部やろう」


「一応、我々は留学、勉強を目的に来ているんですから。遊びじゃないんですよ……とは言っても、全く説得力はありませんね……」


 思いっきり働いてしまっている自分。そんな人になにを言われても響かないだろう、ということはユリアーネにもわかる。


 こうなると口が達者なリディアは、歩き出した者の手を強引に引っ張っていく。


「異文化の交流も勉強だろう? 学校に行く目的は人格の形成だ。最終的に人間的に成長していればいいだけの話だ」


 最後に満面の笑み。これで完成。謎の自信。


「ものは言いようですね……」


 と呆れるような素振りを見せるユリアーネだが、内心は嬉しい。どこにお店や。人や。その他諸々のヒントがあるのかわからないのだから。とりあえず頭だけでも突っ込んでみよう。誰かが支えてくれるから。

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